シックボー(大小)のルールとは？ゲームの流れや配当も解説

シックボー(大小)はマカオなどのアジアで大人気のカジノゲームです。シンプルなルールや、初心者でも不利にならない運要素の強いゲーム性が人気の理由の1つでしょう。しかし、日本人にはあまり馴染みのないゲームであり、ベットの種類が多く難しそうに見えることから、興味はあるけどプレイできていないという読者さんも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、シックボーの基本的なルールやゲームの流れなどを解説しました。そして、具体的な勝率・還元率・配当などについても解説しています。シックボーをプレイしてみたいと考えている読者さんはぜひ参考にしてください。

シックボー(大小)とは

シックボーとは、3個のサイコロの出目を予想するカジノゲームで大小とも呼ばれています。ルーレットやブラックジャックなどの主要なカジノゲームと比べると、比較的知名度は低めですね。とはいえ、古代中国発祥のゲームのためか、特にマカオではバカラに匹敵するほど人気が高いです。

ベットエリアも多いため複雑そうに見えますが、実際には出目を予想するだけのシンプルなゲームとなっています。ハウスエッジが低めの勝ちやすいベットや、151倍という高配当ギャンブルの両方を楽しめる点も人気が高い理由の1つですね。

歴史

シックボーの正確な起源はわかっていませんが、古代中国に由来するゲームだとされており、数千年の歴史がある最古のカジノゲームの可能性も考えられています。シックボーは中国語でサイコロのペアを意味しますが、中国ではダイシウやハイローなどと呼ばれています。

古代中国が発祥ということもあってアジアで人気を高めてきましたが、19世紀ごろにアメリカやヨーロッパへ広がっていきました。そして現在では、ランドカジノやオンラインカジノを問わず提供されている人気カジノゲームとなっています。

シックボーの基本的なルール

ただし、奇数偶数やゾロ目など様々な賭け方が存在します。基本的にどのタイプのシックボーのベットエリアにも、賭け方と一緒に1:1といった配当が書かれています。

また、賭け方は大や小、BIGやSMALLなどと直感的にわかるように書かれています。そのため、「何にベットするとどれだけの配当が貰えるかわからない」といったルールの心配はしなくても大丈夫ですよ。

シックボーのゲームの流れ

手順2と手順3はカジノによって入れ替わる場合もあります。タンブラーの中身は見えないので、プレイヤーにとって影響はありません。オンラインカジノでシックボーをプレイする場合は、手順2が手順4の後になる場合も多いです。これは、オンラインカジノで使われるタンブラーが透明で、振ったサイコロの中身が見えてしまうからですね。

オンラインカジノの場合は、「プレイスユアベット」や「ノーモアベット」の代わりに「ベットを開始してください」 「ベットは終了です」といった合図が出ます。そのため、英語に自信がない読者さんはオンラインカジノでプレイしてみると安心ですよ。

シックボーのベット方法

シックボーのベット方法は非常に種類が多いです。ベットエリアに賭け方や配当が書いてありますが、ルールを覚えておくに越したことはありません。実際にプレイする時に焦らないためにも、あらかじめ確認しておいてくださいね。

シックボーで使える各ベットの勝率と配当表

下記がシックボーのベットの一覧表です。まとめて確認したい場合に参考にしてください。

上記はシックボーの配当と確率一覧ですが、配当はカジノによって変動するので注意しましょう。

大/小(Big/Small)

出目が11〜17であれば「大」、4〜10であれば「小」が当選となります。ただし、出目がゾロ目(5,5,5や2,2,2などのすべてのゾロ目)になってしまった場合は、例え「大」か「小」が当たっていても負けになるので注意しましょう。

奇数/偶数(Odd/Even)

3つのサイコロの出目の合計数字が奇数になるか偶数になるかを予想するベットです。ベットエリアには「奇」や「偶」と書かれている場合も多いですね。大小と同じく、出目がゾロ目になってしまうと奇数か偶数かを当てていたとしても負けになってしまいます。

カジノによっては奇数偶数が採用されていない場合も多いです。その場合は、確率や配当がまったく同じな大小にベットすると良いですよ。

シングルナンバー

出目が出現した数に対して配当が2〜4倍貰えます。例えば、4にベットした場合に「4,4,6」と出目が出ると3倍、「2,4,6」と出目が出た場合は2倍の配当です。

トータル

ピンポイントで出目を当てるので、全体的に配当が高いですね。各々の出目には出現率に差があるため、それに応じて配当が設定されています。

配当表が10 or 11となっているのは、出現率や配当がまったく同じだからです。10か11のどちらかが出れば良いベットではないので注意してくださいね。

ペア

例えば、「1,2」にベットした場合は、「1,2,5」と出目が出れば配当が貰えます。ペアと聞くと、同じ数字が出現すれば良いベットのように思うかもしれませんが、「1,2」にベットして「1,1,5」が出現しても配当は貰えません。予想した2つの出目が両方とも出現する必要があります。

ダブル

ゾロ目は2個以上であればよく、3個出現しても問題ありません。例えば、「5,5」にベットした場合、「5,5,2」と出ても「5,5,5」と出ても配当が貰えます。

トリプル

サイコロ3つの出目を当てなければならず、さらにゾロ目にならなくてはいけないので勝率は非常に低いですね。ただ、シックボーのベットの中でも最も高い151倍の配当が貰えるので、一獲千金を狙いたい読者さんにはおすすめのベット方法ですね。

エニートリプル

1〜6のどの数字でも問題ありません。トリプルと比べると配当は落ちますが、シックボーのベットの中でも配当が高いベットですね。

シックボーの勝ち方や必勝法

シックボー(大小)にはダランベール法など、必勝法と呼ばれる勝ち方が存在します。必勝法を使えば100％シックボーで勝てるというわけではありませんが、読者さんのシックボーの成績が向上することは間違いありません。もしシックボーで勝つことを考えるなら、必ず必勝法を使っていきましょう。

ベッティングシステムでベット額をコントロールする

ベッティングシステムとは、カジノゲーム全般で使われる必勝法の1つです。ベッティングシステムでは、ベット金額を調整して分散をコントロールすることを目的としています。ベッティングシステムは主に2倍配当かつ50％近い勝率の賭け方に使える場合が多く、シックボーの場合は「大小」か「奇数偶数」で使うことがメインになります。初心者でもすぐに使えるベッティングシステムもあるので、積極的に使ってみてくださいね。

パーレー法

損失を抑えながら連勝時の利益を最大化していくことを目的としており、すべての必勝法の中で連勝した時の利益が最も高くなります。ベット額がどれだけ膨れ上がった後に負けても、損失する額は最初のベット額のみです。そのため、低いリスクで大連勝した時の一獲千金を狙っていけますよ。

パーレー法では利益をすべて次のベット額に投資していくため、負けた時点ですべての利益がなくなります。損失額は最初のベット額のみですが、連勝で積み上げた大金が一瞬で消えることによるメンタルへの影響は計り知れません。酷いメンタルでシックボーをプレイすると、負けた額を取り返そうと無茶苦茶なベットを繰り返してしまう原因にもなります。

また、連勝はいつか必ず止まるので、いつまでもパーレー法を使い続けてしまうと100％負けるといっても過言ではないでしょう。そのため、パーレー法を使う時は必ず利確タイミングを作ってください。何連勝目で止めるかあらかじめ決めておけば、ローリスクハイリターンが狙える優れた必勝法ですよ。

マーチンゲール法

何連敗しても1勝するだけですべての損失を回収し、利益を生むことができます。連敗が無限に続くことは考えられないため、マーチンゲール法は理論上100％勝てる必勝法と言われています。

マーチンゲール法は1勝するだけで利益を得られますが、実際に得られる利益は最初のベット額のみです。仮に欲しい利益(最初のベット額)を1ドルと設定すると、9連敗した時には511ドル失っています。そして、マーチンゲール法を続けるためには10戦目に512ドルを賭けなくてはいけません。このように、100％勝てる代わりに利益に対して必要資金が多すぎることがデメリットです。

そして、マーチンゲール法は強すぎる必勝法のため、カジノではテーブルリミットを制限することでマーチンゲール法を使い続けられないようにしています。そのため、マーチンゲール法を使う時はできるだけテーブルリミットが広いテーブルを選び、リミットの下限からベットを始めるようにしましょう。とてつもない大連敗さえしなければ、安定して利益を得やすい必勝法ですね。

ウィナーズ法

1ゲーム目と2ゲーム目の負けた金額を数列として並べ、左端の2倍の額をベットしていきます。勝ったら左端の数字を消し、負けたらベット額を右端に足します。すべての数列が消えたら損失を回収できているという必勝法です。

パーレー法やマーチンゲール法と比べると、ベット額の上昇は緩やかで使いやすい必勝法ですね。ウィナーズ法の数列は必ず左側が小さく右側が大きい数字になるため、ベット額は常に数列の中で最も小さくなります。そして、損失をある程度回収してから大きいベット額へと移行していくため、必要資金は少なめです。

全体的に優れたバランスの必勝法ですが、数列の増減が同じ数なので、勝ち数が負け数を上回るタイミングが来ないといつまでたっても数列を消せません。プレイ時間が長くなりがちなところがデメリットですね。

モンテカルロ法

勝利した場合は両端の数字を消し、敗北した場合は右端に数字を足していきます。数列がなくなった時には確実に利益を上げられているという必勝法になります。

ウィナーズ法と似ていますが、モンテカルロ法では1勝するごとに数列を2つ消せるので、勝敗が半々にならなくても利益が得られます。代わりに、ウィナーズ法よりもベット額の上昇スピードが早いという特徴がありますね。とはいえ、必勝法全体で見ればベット額の上昇は抑えめです。モンテカルロ法はモンテカルロのカジノを潰したと言われているほど強力な必勝法なので、積極的に使ってみてくださいね。

デメリットは特にありませんが、数列タイプの必勝法の中では少し複雑なので、慣れていないうちはスムーズにできない可能性があります。初心者の場合だとメモが必須になるでしょう。そのため、最初はオンラインカジノでモンテカルロ法を試してみると良いですよ。

期待値の高いベットをする

シックボーに限らずですが、カジノゲームで勝ちたいのであれば期待値が高いベットをすることが鉄則です。そのため、シックボーで勝ちたいのであれば、勝率や配当がどれだけ魅力的でも期待値が低いベットはしてはいけません。具体的なシックボーの期待値は以下になります。

勝つためであれば、この2つのみにベットしましょう。もしシックボーで高配当を手に入れたいのであれば、「トータル7or14」か「エニートリプル」がおすすめですよ。また、合わせて還元率についても理解しておくと良いですよ。

資金管理を怠らない

シックボーで勝ち越すためには資金管理が重要です。カジノゲームでは大連勝や大連敗をするタイミングが必ず来ます。しかし、資金に対して多すぎるベット額でプレイしてしまうと、大連敗した時に耐えきれず破産してしまいかねません。破産してしまうと、シックボーの成績が最も下振れたタイミングで止めざるを得なくなります。シックボーを止めるのであれば、最も上振れたタイミング(大連勝したタイミング)で止めることが最も利益的です。

また、資金状況はプレイヤーのメンタルに強い影響を与えます。ベッティングシステムを使って計画的にプレイしていても、連敗が続いてマネープレッシャーを強く感じてしまうと冷静な判断ができなくなります。冷静な判断ができないと、高還元率の「大小」や「奇数偶数」のみにベットしていたにもかかわらず、いきなり「トリプル」で逆転を狙うといった安易な考えに走ってしまうでしょう。そのため、自分のメンタルに悪影響を及ぼすような資金やベット額でプレイするのは止めるべきです。オンラインカジノでの必勝法をきちんと理解して臨みましょう。

まとめ：シックボーはシンプルかつ大人気なカジノゲーム

今回はシックボーについて解説しました。シックボーは複雑そうなテーブルを使うカジノゲームですが、実際にはサイコロの出目を当てるだけのシンプルなゲームです。とはいえ、ルールをまったく知らないとカジノでパニックになりかねないので、配当やゲームの流れなどのルールは頭に入れておくと良いですよ。

シックボーは運要素が強く、初心者でも大金を得ることは珍しくないゲームです。しかし、より有利にシックボーをプレイしたい読者さんは、ぜひ今回紹介した必勝法を使ってプレイしてみてくださいね。

また、記事内で使われているカジノ用語もしっかり確認しておきましょう。