カジノブラックジャック – 攻略法の誕生で一気に広まったカジノゲーム |ブラックジャック「blackjack」の起源に関しては諸説あるようで、16世紀から18世紀にかけてフランスで家庭用ゲームとして生まれた「ヴァンテ・アン(20と1という意味)」が元という説が有力なようです。 1800年代、フランス植民地のアメリカまで伝わり、この時に「ブラックジャック」と名付けられました。実はこの当時、人気はありませんでした。1960年代に数学者達が「攻略法」を提唱したのがきっかけで一躍有名になります。 「必勝法ともいえる方法がある」、それを聞き付けて一攫千金を目指すプレイヤーで溢れ返りました。カジノゲームといえばブラックジャックとも言われるほどの人気を確立しました。これではカジノ運営者も、何もせずに傍観しているわけではありませんでした。あらゆる手を変えたり、品を変えたりすることで対策を実施していきました。対策にもかかわらず、オンラインブラックジャックが勝ちやすいゲームであるからこそ、この人気は現在も続いています。
| ブラックジャックは、プレイヤーとディーラーの間で行うゲームで、お互いが「引いたカードの合計値を21に近付けつつ、21は超えないようにする」ことを目指すシンプルな勝負です。 日本でも「ドボン」や「21」という名前で遊ばれることが多いので、なんとなくルールを知っている人も多いと思います。 ですが、日常で私達が友達や知人との間でプレイするブラックジャックとカジノのブラックジャックでは少しルールに違いがあるため、改めてカジノで遊ばれている正式なルールについて説明します。 カードの数え方 カードの値は上のように計算します。 A 1か11で、都合の良い方の値で計算します A以外の手札の合計が10以下: Aは11 A以外の手札の合計が11以上: Aは1(バーストしないように) 2~9 カードの数と同じ値で計算します 10~K 10はそのままで、絵柄もすべて10で計算します ゲームの流れ ブラックジャックの基本的な流れは次の順番に沿って進行します。 ゲーム開始時に、ディーラーとプレイヤーに2枚ずつカードが配られます(ディール)。 ディーラーは1枚だけをプレイヤーに明かし(この表に向けられたカードをアップカードといいます)、もう一枚は裏向きに伏せます。 プレイヤーが先手となります。現在のハンド(手札)から判断して、21に近付けるように、任意の枚数のカードを追加でヒット(引く)します。また、最初の2枚に追加が必要なければヒットする必要はありません。十分なところまでヒットしたらスタンド(ハンドを完成させ、ディーラーに手番を渡す)します。 このとき、追加のカードを引いたことでバースト(21を超える)してしまうと、ディーラーの手番を待たずにプレイヤーの負けとなります。 ディーラーは手番が来ると、伏せていたカードを表向きに明かして、「ハンドの合計値が17未満なら追加のカードをヒットし、17を超えた時点でヒットをやめる」という規則にしたがってハンドを作ります。 この段階でディーラーがバーストしてしまったら、プレイヤーのハンドに関係なくプレイヤーの勝ちとなります。 両者のハンドを比較し、勝敗を決めます。ハンドの合計が21以下で、21により近い方が勝ちとなります。 合計の値がプレイヤーとディーラーで同じ値なら引き分けとなりますが、特別に片方だけがナチュラル(単にブラックジャックとも。Aと10または絵柄のカードの2枚で成立した21)を成立させている場合はそちらの勝ちとなります。 改めて用語を整理しておきます。 |
ときどき、カジノのブラックジャックゲームがディーラーと駆け引きをするゲームだと思われていることがありますが、これは勘違いです。このルールにおいてディーラーは、手札の合計が17未満の間はカードを引き続け、17以上になった時点でそれ以上の追加カードを引くことができなくなります。ディーラーは自分の意志でプレイ内容を変えることはできません。 あくまでブラックジャックとは、プレイヤーが場に出た情報から行った自分の読みを成功させられるかどうかという内容のゲームなのです。 そして、プレイヤーとして戦略を立てるときは、いかにディーラーを「バースト」させるか、またはいかにディーラーより高い数字を目指すかというポイントを軸に考えていきましょう。
| プレイヤーが取れる行動の数々 ブラックジャックでは、基本的なルールで説明した内容以外にも、プレイヤーにはいくつかの応用的な選択肢が用意されています。 これらにヒットとスタンドも加えて、プレイヤーが自分の手番に取ることのできる行動をまとめると、次のようになります。 ヒット カードをもう一枚ハンドに追加します スタンド ハンドを完成させて勝負します スプリット ハンドの2枚が同じ数のカードだった場合、賭け金を倍にすることで、カードを分けて2組のハンドにしてプレイします なお「A」二枚に対してスプリットする場合は、分けた2組のハンドそれぞれにヒットが一回しかできない制限がかかります ダブルダウン 手番が始まったときに賭け金を倍にして1度だけヒットします 最初の2枚+追加の1枚で勝てると判断したときにプレイします サレンダー 勝ち目がないと判断した場合、自ら勝負を降りることで、賭け金の半額分返金を受けることができます ですが、サレンダーが可能なのは手持ちのカードが配られた直後の2枚のときだけで、1回でもヒットしてしまうとサレンダーをすることはできません インシュランス ディーラーのアップカードがAだった場合、伏せられたホールカードが10または絵柄であり、ブラックジャックが成立していることを予想します インシュランスにはそのゲームへの賭け金の半額が必要で、ディーラーがブラックジャックを成立させていた場合はインシュランスの2倍(元々のゲームへの賭け金と同額)が払い出されますが、予想を外した場合はインシュランスのベットは没収されます 慣れないうちは、基本的な「ヒット」と「スタンド」で勝負をしていくのがいいかもしれません。 ただし、状況に応じてその他の賭け方も活かしていくと、より勝利へと近付いていくことができるでしょう。 ► 実例を用いたブラックジャックのプレイングガイド 覚えておいたほうが良いいくつかの鉄則 オンラインブラックジャックをプレイしていると、様々な局面を経験します。そしてゲームの度に違う手札を持つ中で、ある局面ならこうすれば勝ちやすい、反対にある局面ではどうしたって勝つのは難しい、このような傾向に気付いていくはずです。 この感覚が示している通り、場の手札状況に応じて、基本的に守っておいた方がいい戦略がブラックジャックには存在しています。次にいくつか紹介しておきますので、参考にしてください。 自分の手札が17点以上の時は「スタンド」 自分の手札が11点以下の時は「ヒット」 ディーラーの表向きのカードが3~6の時は「スタンド」 「A」が2枚来た時には「スプリット」 「8」が2枚来た時にも「スプリット」 絵札が2枚来た時には「スプリット」をしない 勝負できるタイミング以外では「ダブルダウン」を行わない 負けがほぼ確定している時は「サレンダー」 インシュランスは行わない これらの点を守ることによってゲームはより優位に進められるようになります。 ► ブラックジャックで勝つための戦略を考えてみよう また、ブラックジャックの勝率を高めるためには、他にカウンティングという方法も知られています。それについては別の項で紹介しています。 ► ブラックジャックには必勝の攻略法があるのか?
| バカラやルーレットと違い、ブラックジャックの場合は賭けた後にも、プレイヤーには色々と判断が求められます。 この点で、ブラックジャックはカジノで遊ぶことのできるゲームの中でも、特に技術が必要なゲームだと言えるでしょう。 また、オンラインカジノのライブゲームでは、同じテーブルで複数プレイヤーと一緒にプレイすることになりますので、初めての方はかなり戸惑うと思います。 ですので、いきなりお金を賭けての勝負、特にライブゲームへの挑戦は避けたほうがいいでしょう。おススメなのは、まずは時間制限のない一人用のゲームでブラックジャックの基本的な戦略やルールを身に着けることです。これなら多くのオンラインカジノが提供しているフリーゲームを利用することもできますので、お金の心配もせずに好きなだけ練習したり、戦略の確認をすることだってできます。 本番の勝負に挑むのは慣れてきてからでも遅くはありません。 そして、十分ブラックジャックにも慣れて、勝負しようというときには、やはりライブのゲームテーブルに挑戦してみましょう。 ライブではとっさの駆け引きを楽しむこともできますし、カウンティングを試してみることもできます。コンピュータがゲームを進行する通常ゲームとはかなり違った魅力があり、同卓のプレイヤーも人間なので、プレイ中に感じる臨場感もまた格別なはずです。