ブラックジャックのサイドベットの種類や還元率を解説! ブラックジャックには多種多様なサイドベットがあります。しかし、カジノやテーブルごとに採用されているサイドベットは異なり、説明は英語であることも多いです。そのため、具体的なルールなどがわからない読者さんは多いでしょう。そこで本記事では、ブラックジャックのサイドベットのそれぞれのルールについて解説しました。そして、配当や還元率も解説しているので、サイドベットをするべきか悩んでいる読者さんはぜひ参考にしてくださいね。 この記事で分かること ブラックジャックのサイドベットの解説 サイドベットの種類・配当・還元率 サイドベットの成立条件 ブラックジャックのサイドベットを含めた還元率の比較 サイドベットの勝率を上げる方法 目次 もっと見る 1 この記事で分かること 2 ブラックジャックのサイドベットとは? 2.1 配当は高く設定されている 2.2 的中率が低くなりがち 3 パーフェクトペア系 3.1 パーフェクトペア 3.2 カラーペア 3.3 ミックスペア 4 21+3系 4.1 スーテッドトリップス 4.2 ストレートフラッシュ 4.3 ストレート 4.4 フラッシュ 4.5 スリーカード 5 ホット3系 5.1 7-7-7 5.2 スーテッド21 5.3 アンスーテッド21 5.4 ハンド20 5.5 ハンド19 6 エニーペア系 6.1 スーテッドペア 6.2 アンスーテッドペア 7 その他のサイドベット 7.1 バーストイット 7.2 ベットビハインド 8 ブラックジャックのサイドベットの還元率を比較 9 ブラックジャックのサイドベットの勝率を上げるには 10 概要まとめ:ブラックジャックのサイドベットは一攫千金向き ブラックジャックのサイドベットとは? ブラックジャックのサイドベットとは、ブラックジャックにおける役のようなもので、通常の配当2倍のベット以外のベット方法のことを指します。 ブラックジャックの通常の賭け方は勝敗を予想するものになりますが、サイドベットは基本的に勝敗以外の点で当選かどうかが決まります。サイドベットの成立条件は、点数ではなくカードの数字そのものに適用される場合もあることに注意してください。つまり、同じ「10」だったとしてもJとQのような異なる数字の場合は別のカードとして扱われるということですね。 サイドベットはカジノやテーブルによって採用しているかどうかが異なります。ただ、サイドベットが採用されている場合は、テーブルのレイアウトに「PERFECT PAIR」などと別枠のベットエリアが用意されています。そのため、ディーラーに確認しなくてもどのサイドベットが用意されているかは一目でわかりますよ。 配当は高く設定されている サイドベットの配当は、ブラックジャックの通常の倍率である2倍の配当と比べると非常に高い賭け方が多いです。6倍や7倍の配当はもちろん、最大251倍の配当が貰えるサイドベットもありますね。また、1つのサイドベットで複数の配当倍率が用意されているタイプが多いです。複数の配当倍率が用意されているサイドベットの場合、同時に条件を満たした時は常に高額の配当倍率が当選となります。 的中率が低くなりがち ブラックジャックのサイドベットの的中率は、通常の勝敗予想のベット方法と比べると非常に低いものになっています。これは、サイドベットの配当が数10倍や数100倍といった高配当になりやすいためです。しかし、高配当であることを加味しても、サイドベットの的中率は配当に比べて低く設定されている傾向が多いですね。 パーフェクトペア系 ブラックジャックには、パーフェクトペア系と呼ばれるサイドベットがあります。パーフェクトペア系は、名前の通りカードの数字やマークが揃ったときに当選となることが基本です。 パーフェクトペア系の当選項目は下記の3種類です。 パーフェクトペア カラーペア ミックスペア パーフェクトペア系の還元率は95.9%です。パーフェクトペア系に賭ける時は、ブラックジャックでペアが揃う確率は約7%ということを覚えておくと良いですよ。 パーフェクトペア パーフェクトペアは、最初の2枚のカードのスーツと数字がまったく同じの時に成立します。つまり、最初に配られたカードがハートのQが2枚といった時に当選ですね。配当は26倍〜31倍(25:1〜30:1)です。パーフェクトペア系の中で最も的中率が低く、最も高額な配当になります。 カラーペア カラーペアは、最初の2枚のカードのスーツが同じ色で数字がまったく同じの時に成立します。つまり、最初に配られたカードがスペードのJとクラブのJのような場合ですね。同じスーツの場合はパーフェクトペアが成立するので、実際のスーツの組み合わせはスペードとクラブかダイヤとハートの組み合わせしかありません。配当は11倍〜13倍(10:1〜12:1)です。 ミックスペア ミックスペアは、最初の2枚の数字がまったく同じの時に成立します。スーツには成立条件がありません。つまり、最初に配られたカードがハートのQとスペードのQの場合にも当選ですね。配当は6倍〜7倍(5:16:1)です。 21+3系 ブラックジャックには、21+3系と呼ばれるサイドベットが存在します。21+3系のサイドベットは、ポーカーの役にちなんだものが多いので、ポーカーを知っている人はより覚えやすいですね。21+3系の当選判定の対象カードは3枚ありますが、これはプレイヤーの最初の2枚のカードとディーラーのアップカードが対象になります。当選項目の内訳は下記の5種類です。 当選項目の内訳は下記の5種類です。 スーテッドトリップス ストレートフラッシュ ストレート ストレート フラッシュ スリーカード スーテッドトリップスのみポーカーの役には含まれていないので、ど忘れしないように注意しておきましょう。21+3系の還元率は96.3%です。 スーテッドトリップス スーテッドトリップスは、3枚のカードのスーツと数字がまったく同じの場合に成立します。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがハートのQ2枚、ディーラーのアップカードがハートのQといった場合に当選ですね。配当は101倍(100:1)です。21+3系のサイドベットの中で最も出現率が低く、最も配当が高く設定されています。 ストレートフラッシュ ストレートフラッシュは、3枚のカードのスーツが同じかつ数字が連続している場合に成立します。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがダイヤの3とダイヤの4、ディーラーのアップカードがダイヤの5の場合などですね。配当は41倍(40:1)です。 ストレート ストレートは、3枚のカードの数字が連続している場合に成立します。スーツは条件にありません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがハートの6とダイヤの7、ディーラーのアップカードがスペードの8といった場合は当選ですね。配当は11倍(10:1)です。 フラッシュ フラッシュは、3枚のカードのスーツがまったく同じの場合に成立します。数字は条件にありません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがスペードの2とスペードの7、ディーラーのアップカードがスペードのKといった場合に当選になります。配当は6倍(5:1)です。 スリーカード スリーカードは、3枚のカードの数字がまったく同じの場合に成立します。スーツは条件にありません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがハートのQとスペードのQ、ディーラーのアップカードがスペードのQの場合などですね。配当は31倍(30:1)です。 ホット3系 ホット3系のサイドベットは、カードの数字ではなく得点にちなんだ種類が多いです。そのため、ブラックジャックのルール通りにエースは「1」もしくは「11」として数えられますし、10〜Kは「10」として数えられます。具体的なホット3系の配当内訳は下記の5種類です。 具体的なホット3系の配当内訳は下記の5種類です。 7-7-7 スーテッド21 アンスーテッド21 ハンド20 ハンド19 共通して、点数が「19,20,21」のいずれかの場合に当選となる特徴がありますね。成立条件に適用されるカードは3枚で、21+3系と同じくプレイヤーに配られた最初の2枚のカードとディーラーのアップカードが対象になります。そして、ホット3系の還元率は94.6%です。 7-7-7 7-7-7は、3枚のカードがすべて7だった場合に成立します。スーツは問わないので、まったく同じでも異なっていても問題ありません。配当は101倍(100:1)です。ホット3系の中で最も配当が高く的中率が低く設定されていますね。 スーテッド21 スーテッド21は、3枚のカードのスーツがまったく同じで得点が「21」となった場合に成立します。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがスペードの5とスペードのK、ディーラーのアップカードがスペードの6の場合に当選です。配当は21倍(20:1)です。 アンスーテッド21 アンスーテッド21は、3枚のカードの得点が「21」となった場合に成立します。スーツは問いません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがクラブの3とクラブのA、ディーラーのアップカードがスペードの7といった場合ですね。配当は4倍(3:1)です。 ハンド20 ハンド20は、3枚のカードの得点が「20」となった場合に成立します。スーツは問いません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがハートのKとダイヤの9、ディーラーのアップカードがクラブのAの場合などに成立します。配当は3倍(2:1)です。 ハンド19 ハンド19は、3枚のカードの得点が「19」となった場合に成立します。スーツは問いません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがスペードのA、クラブの7、ディーラーのアップカードがクラブのAの場合などに成立します。配当は2倍(1:1)です。 エニーペア系 エニーペア系のサイドベットは、パーフェクトペア系と同じくカードの数字に注目したサイドベットになります。 成立条件がシンプルなサイドベットですが、配当の内訳は下記の2種類しかありません。 スーテッドペア アンスーテッドペア 還元率は95.9%です。パーフェクトペア系と同じ還元率ですが、配当は異なることに注意しましょう。 スーテッドペア スーテッドペアは、最初の2枚のカードのスーツと数字がまったく同じ場合に成立します。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがハートのK2枚といった場合ですね。これはパーフェクトペアと同じ成立条件になります。パーフェクトペアの配当が26倍〜31倍なのに対し、スーテッドペアの配当は26倍(25:1)です。そのため、高額配当を狙うならパーフェクトペア系の方が利益的ですね。 アンスーテッドペア アンスーテッドペアは、最初の2枚のカードの数字がまったく同じ場合に成立します。スーツに指定はありません。つまり、プレイヤーに配られた最初のカードがクラブのJ2枚の場合などで当選です。これはミックスペアと同じ成立条件ですね。ただし、ミックスペアの配当は6倍〜7倍なのに対し、アンスーテッドペアの配当は9倍(8:1)です。パーフェクトペア系のカラーペアが削られた分、アンスーテッドペアの方が配当が高くなっています。 その他のサイドベット ブラックジャックのサイドベットには、今まで紹介した1つのグループに賭けるサイドベットもあれば、イーブンマネーのような単独の事象に賭けるサイドベットもあります。ここでは、そのようなベット方法のサイドベットについて解説します。 バーストイット バーストイットは、ディーラーがバーストするかどうかを予想するサイドベットです。ディーラーがバーストすると当選が確定します。ただし、配当がどのくらい貰えるかはディーラーがバーストした時のカード枚数によって異なります。 バーストイット配当表ディーラーのカードの枚数配当8枚以上251倍(250:1)7枚101倍(100:1)6枚51倍(50:1)5枚10倍(9:1)4枚3倍(2:1)3枚2倍(1:1) 最大配当は251倍なので、ブラックジャックの配当倍率の中でも一際高いですね。ディーラーがバーストする確率は約28%なので、的中率は非常に低いです。また、還元率は94.12%と、ブラックジャックのサイドベットの中でも低めに設定されているので注意してくださいね。 ベットビハインド ベットビハインドは、他のプレイヤーが勝つかどうかを予想するサイドベットです。席が空いていない時でも賭けられるので、テーブルが満席で待ち時間が退屈といった場合に使いやすいですね。ただし、プレイヤーがどのようにプレイするか助言することは禁止されているので注意しましょう。配当や還元率は通常のブラックジャックのルールと同様です。 ベットビハインドで賭ける時に人気な方法は2種類あります。1つ目は、連勝し続けている人に賭けることです。波に乗っている人に賭けたいと考えることはギャンブラーにはよくあることなので、人気のある使い方になっています。 2つ目は、カードカウンティングの練習として使うことです。自分でヒットやスタンドなどの戦略を考えてカードカウンティングをすることは非常に大変です。そのため、アクションは他のプレイヤーに任せ、自分はカードカウンティングに専念するといった使い方がされています。 ブラックジャックのサイドベットの還元率を比較 今まで解説したサイドベットの還元率をまとめたので、ぜひ参考にしてください。 サイドヘッド還元率の表サイドベット還元率通常のベット96~102%パーフェクトペア95.9%21+396.3%ホット394.6%エニーペア95.9%ベットビハインド–バーストイット94.12% 全体的にブラックジャックの通常のベット方法よりは低い還元率になっています。そのため、少しでも有利な賭け方をしたい読者さんは、サイドベットに賭けることは控えた方が良いですよ。 ブラックジャックのサイドベットの勝率を上げるには サイドベットそのものの勝率を上げることは非常に難しいです。通常のベットとは異なり、ベーシックストラテジーが通用しないためです。唯一と言っていい有効な方法は、カードカウンティングを行うことです。カードカウンティングを行えば偏りを察知しやすくなるので、サイドベットの勝率を上げることができます。 しかし、カードカウンティングはあくまでカードの偏りを見抜く必勝法であり、特定のカードを記憶するわけではありません。サイドベットで使うとなると特定のカードを追加で記憶しなければならないので、難易度は急激に上がります。そのため、サイドベットのためにカードカウンティングをする場合は、通常のカウントを諦めて特定のカードのみ記憶すると良いですよ。具体的には、7-7-7の勝率を上げるために7の出現率を記憶し、まったく出ていないようなら7-7-7を狙い始めるといった方法が簡単かつ有効ですね。 概要まとめ:ブラックジャックのサイドベットは一攫千金向き 今回はブラックジャックのサイドベットについて解説しました。サイドベットの配当は、通常のブラックジャックの配当よりも高い倍率で設定されていることが多いです。一攫千金に向いているため、カジノで一発当ててみたいと考える人は賭けてみると良いですよ。長期的に見るとサイドベットは不利なベット方法になります。そのため、目的に応じて通常のベットとサイドベットを使い分けるようにしてくださいね。