ブラックジャックのスプリットの使い方をわかりやすく解説! 本記事では、ブラックジャックのスプリットのメリット・デメリットや使い方を解説します。初心者でも利用できる使い方も解説しているので、参考にしてください。 この記事で分かること ブラックジャックのスプリットの使い方 スプリットを使うメリット・デメリット ブラックジャックのスプリットの細かいルール設定 目次 もっと見る 1 ブラックジャックのスプリットとは? 2 スプリットするメリットとデメリット 3 ブラックジャックのスプリットの基本ルール 3.1 スプリット後にダブルダウンできない 3.2 エース2枚のスプリット後は一度しかヒットできない 3.3 スプリット後手札が「21」になってもブラックジャックにならない 3.4 「10」として扱われるカードでスプリットする場合は注意 4 スプリットをするべきタイミング 4.1 「エース」が2枚 4.2 「8」のカードのペア 5 スプリットをするべきではないタイミング 5.1 「10」と数えられるカードのペア 5.2 「5」のカードのペア 5.3 スプリットはベーシックストラテジーで判断 6 概要ブラックジャックのスプリットで安全に勝率を上げよう! ブラックジャックのスプリットとは? ブラックジャックのスプリットとは、最初に配られる2枚のカードが同じ場合に、ハンドを2つに分けられるアクションです。スプリットを使ったブラックジャックでは、手札が2つになりますが、賭け金も2倍にする必要があります。スペードやクローバーなどの種類に関係なく、2枚のカードの数字が同じであれば、ブラックジャックのスプリットが選択できます。 また、ブラックジャックで「10」として扱われる「10・J・Q・K」の4枚は、どの組み合わせでもスプリットが可能なカジノがほとんどです。 スプリットするメリットとデメリット ブラックジャックでスプリットをするメリットは、リスクを抑えつつ勝率を上げられる点です。 スプリットを使用するかどうかは、プレイヤー側が判断できるため、有利な状況で使用できれば勝率を高められます。 ブラックジャックでスプリットをするデメリットは、負けた場合に失う金額が2倍になる点です。 スプリットを使用したブラックジャックでは、手札を2つに分けられますが賭け金も倍になります。スプリットの使用の有無はプレイヤー側にゆだねられているとはいえど、負ける可能性がないわけではありません。状況を見極めて、適切なタイミングでブラックジャックのスプリットを行う必要があります。 ブラックジャックのスプリットの基本ルール ブラックジャックのスプリットの基本ルールとして、以下の4つがあります スプリット基本ルール スプリット後にダブルダウンできない エース2枚のスプリット後は一度しかヒットできない スプリット後手札が「21」になってもブラックジャックにならない 「10」として扱われるカードでスプリットする場合は注意 それぞれのルールを詳しく解説していくので、ブラックジャックのスプリットを適切に使うための参考にしてください。 スプリット後にダブルダウンできない ブラックジャックのスプリットをした後に、ダブルダウンを選択できない点に注意が必要です。 ダブルダウンとは、ヒットを1回に制限する代わりに、賭け金を倍にできるアクションです。 プレイヤー側の手札が有利な場合に使用されますが、ブラックジャックでスプリットを使用した後には利用できません。スプリットをしたブラックジャックでダブルダウンができるかどうかは、カジノによって異なるため、プレイ前に確認しておきましょう。 エース2枚のスプリット後は一度しかヒットできない ブラックジャックでエース2枚のペアができ、スプリットを行った場合は、一度しかヒットできないルールがあります。ブラックジャックにおいて「A」のカードは、「1」または「11」のどちらとしても扱えるため、非常に強力です。 ブラックジャックでエース2枚のスプリットを行った場合、手札は「A・?」 「A・?」の2つになります。次にヒットしたタイミングで「10・J・Q・K」のいずれかのカードが出た場合、「21」が完成します。そのため、ブラックジャックでエース2枚のスプリットを行った場合、ヒットが一度に制限され、強制的にスタンドとなる点に注意が必要です。 スプリット後手札が「21」になってもブラックジャックにならない ブラックジャックでスプリットを使用した後、プレイヤー側の手札が「21」になったとしてもブラックジャックとして扱われません。 単純にプレイヤー側の手札合計値が「21」として扱われるため、2.5倍の配当が得られない点に気を付けておく必要があります。 スプリット後にプレイヤー側の手札合計値が「21」担った場合は、2倍の配当となります。また、ディーラー側でナチュラルブラックジャックが成立した場合は、プレイヤー側の負けになる点にも注意が必要です。ディーラーがナチュラルブラックジャックではなかった場合は、引き分けとして扱われます。 「10」として扱われるカードでスプリットする場合は注意 ブラックジャックでスプリットをする際には、「10」として扱われる「10・J・Q・K」のカードに注意が必要です。たとえば、「10・J」「Q・K」などの組み合わせでは、ペアとみなされずブラックジャックのスプリットが利用できない場合があります。その場合は、「J・J」「K・K」などのペアでなければブラックジャックのスプリットが使用できません。 しかし、「10・J」「Q・K」などの組み合わせでもブラックジャックのスプリットが可能なカジノも多いため、プレイ前に確認しておきましょう。 スプリットをするべきタイミング ブラックジャックのスプリットを使用するべきタイミングは、2つあります。それぞれのタイミングでブラックジャックのスプリットを使うべき理由も解説していくので、参考にしてください。 「エース」が2枚 スプリットを使用するべきタイミングは、ブラックジャックでエース2枚がペアになった時です。「A」のカードは「1」 「11」のどちらとしても扱えるため、ブラックジャックのスプリットが最適な手段です。ブラックジャックのスプリットを使用すれば「A・?」 「A・?」と2つのハンドができるため、次のヒットで「10・J・Q・K」のいずれかのカードを引くと「21」となります。 また、ブラックジャックでエースが2枚のペアでスプリットを使用しなければ、「2」または「12」にしかならず、あまり強い手札とはいえません。ブラックジャックでエースが2枚の場合は、スプリットするメリットが大きいので迷わずに選択しましょう。 「8」のカードのペア ブラックジャックのスプリットをするべきタイミングは、「8」のカードが2枚の場合です。「8」のカードのペアは、プレイヤー側にとって有利ではありません。そのまま「8」のカードのペアを持っていてもプレイヤー側の手札は「16」となるため、「17」以上になるまでヒットをしなければならないディーラーのルールと相性が悪いです。「8」のペアで勝負を挑む場合は、ディーラーのバーストを待つ以外に勝ち目がありません。 そのため、「8」のカードのペアではブラックジャックのスプリットを選択して、「8・?」 「8・?」の手札に分けることにより、勝率を高めるのがおすすめです。少なくとも、ディーラーのバースト待ちよりは勝率が上がるため、「8」のペアでも迷わずブラックジャックのスプリットを使用しましょう。 スプリットをするべきではないタイミング ブラックジャックでスプリットをするべきではないタイミングは、2つです。それぞれのタイミングで、ブラックジャックのスプリットを使用するべきではない理由を解説します。 「10」と数えられるカードのペア ブラックジャックでスプリットをするべきではないタイミングは、「10」と数えられるカードのペアがある時です。「10」と数えられるカードのペアでスプリットをした場合、「10」と数えられるカードを引く可能性が高いとはいえど、「2~9」のカードを引く確率の方が高くなります。スプリットをして、次のカードの引きが悪いと「12~19」となり、ハンドが弱くなるリスクが高いため、おすすめできません。 反対にスプリットをしない場合は、手持ちカードの合計値が「20」となるため、ディーラーが「21」を出さない限りは負けません。そのため、「10」と数えられるカードのペアでは、ブラックジャックのスプリットを使用せず、スタンドで勝負する方が期待値が高くなります。 「5」のカードのペア 「5」のカードのペアができた場合も、ブラックジャックのスプリットを使用するべきではないタイミングです。ブラックジャックでは、「10」として扱われる「10・J・Q・K」を引く可能性が高いと考えてゲームの戦略を考えます。「5」のカードのペアでは、プレイヤー側の手札合計値が「10」となり、次のヒットで「10・J・Q・K」のいずれかを引くと、合計値が「20」となり強いハンドを手に入れられます。 しかし、「5」のカードのペアでブラックジャックのスプリットを選択すると、手札は「5・?」 「5・?」となります。次のヒットで「10」と数えられるカードを引くと、プレイヤー側の手札合計値が「15」となり、かなり弱いハンドになりかねません。そのため、「5」のカードのペアでは、ブラックジャックのスプリットを選択せずに「20」を狙ってゲームを進めるのがおすすめです。 スプリットはベーシックストラテジーで判断 ブラックジャックのスプリットは、ベーシックストラテジーを使用して見極めるのがおすすめです。ベーシックストラテジーとは、日本語訳で「基本的な戦略」を意味しており、確率論的に勝率が高いアクションをまとめた表です。プレイヤー側のハンドとディーラーのアップカードによって、最適なアクションがまとめられており、簡単に勝率を上げられます。 たとえば、プレイヤー側の手札が「3・3」で、ディーラーのアップカードが「8~A」の場合は、ブラックジャックのスプリットを使用せず、ヒットを選択するべきとされています。ベーシックストラテジーの表を見るだけで最適なアクションがわかるため、初心者の方は活用してみましょう。 概要ブラックジャックのスプリットで安全に勝率を上げよう! 本記事では、ブラックジャックのスプリットの定義やメリット・デメリットなどを解説しました。ブラックジャックのスプリットは、適切なタイミングで使用すれば勝率を上げられます。しかし、倍額を賭ける必要があるスプリットは、誤ったタイミングで使用すると勝率を下げる結果につながりかねません。ベーシックストラテジーを参考にしつつ、スプリットのタイミングを見極めて勝率を上げ、ブラックジャックを楽しんでください。