バカラの絞り(スクイーズ)はなぜ必要?意味ややり方を解説

バカラで絞り(スクイーズ)を行う必要性や意味、具体的なやり方などを詳しく解説します。

この記事で分かること

  • バカラの絞り(スクイーズ)は、カードをめくる行為である
  • 絞りは勝敗には関与しない
  • カードの絞り方には、縦絞りと横絞りなど多彩な方法がある
  • 最高額を賭けた人が絞る権利を得るなどのマナーがある

 バカラの絞り(スクイーズ)とは

バカラ スクイーズ カードめくり

スクイーズとも呼ばれるバカラの「絞り(しぼり)」とは、配られたカードを少しずつめくっていく行為のことです。ただし、絞りとはカードをめくる行為そのものを指すため、絞りが上手いからといってバカラの勝敗に直接的な影響を与えることはありません。では、なぜバカラの絞りが注目されているのでしょうか。それは、絞りがゲームの盛り上げ役として不可欠な役割を果たしているからです。

バカラでは、最初に配られた2枚のカードと追加で引いたカードの合計点数が勝負の決め手となります。「バンカー」と「プレイヤー」が合計点数が9に近いほうを目指し、勝利を競います(点数の数え方についてはこちらの記事を参照してください)。参加者は、どちらが勝つかを予想しベットしているため、カード1枚1枚の数字に注目します。

そのため、淡々とカードめくっていくよりも、少しずつカードをめくり、プレイヤーの心を焦らしていくほうが、ゲームの緊張感や高揚感が増し盛り上がるのです。カードをめくる瞬間に全プレイヤーの注目が集まるからこそ、場を大きく盛り上げる絞りは、バカラの醍醐味とまでいわれていますよ。

カードの絞り方

バカラの絞り(スクイーズ)には、決められた方法や手順はないため、どのように絞っても問題ありません。しかし、ただゆっくりめくるだけでは面白みに欠けてしまいます。そこで、ここでは代表的な「横向き」と「縦向き」、「横絞り+縦絞り」について、それぞれの盛り上がる絞り方について解説しますね。

 横向きに絞る(横絞り)

バカラ スクイーズ 横絞り時予測方法

カードを絞る場合、基本的に数字を隠して行います。したがって、横向きに絞るときに盛り上がるポイントは、カードの左右にあるマークの数です。マークの数の見え方によって、プレイヤーは次のようにカードの数字を予想できます。

例えば、1枚目にめくったカードがハート の 7「7」の場合、マークが1つも見えないときは合計が「9」になる可能性があります。このようなときは、特にゆっくり絞ることで場を盛り上げることができるでしょう。

一方で、全てのプレイヤーにとって勝敗に関係のない数字と判断される場合は、必要以上に焦らすとゲームのテンポが悪くなります。そのため、このような場合はマークが見えるまではゆっくりめくり、マーク数から関係のないことが判断できたら、サッとカードを見せるのが良いでしょう。

横向きの絞りでは、絵柄以外では最初のめくりで確定する数字がないため、状況に応じたスピードで絞るのが場を盛り上げるコツですよ。

 縦向きに絞る(縦絞り)

バカラ スクイーズ 縦絞り時予測方法

縦向きに絞る場合は、カードの上下のマークの数が盛り上がりのポイントです。横向きに絞る場合とは異なる見え方となるので、次のような見え方と数字の予測を覚えておきましょう。

トランプのカードは、縦1~2列にマークが書かれているため、上部をめくったときの数字は大きく3パターンに分かれます。特に、ハート の エースAは中央にのみマークがあるため、上部をめくった段階でマークがなければハート の エースAであることが確定します。そのため、マークがない場合は焦らす必要はありません

一方で、マークが2つ見える場合は数字の選択肢が多いため、焦らすのに適した状況です。2列目まで見せても数字を確定できない場合もあるので、すでに見えているカードによっては、めくっていくごとに場が盛り上がっていきます。しっかりと焦らして、プレイヤーの緊張感や興奮を煽りましょう。

横絞りと縦絞りを組み合わせた絞り方

バカラ スクイーズ 縦絞り+横絞り予測方法

場をさらに盛り上げるテクニックとして、上記で紹介した横絞りと縦絞りを組み合わせた絞り方も覚えておきましょう。このテクニックは、基本的に絞り→横絞りの順で行います。縦絞りだけを行う場合よりも、次の1回のめくりで予想できる数字が絞られるため、絞りへの注目度が上がり、場も盛り上がります。

ただし、縦絞りのときにマークがない場合はハート の エースAが確定します。マークが1つの場合は、横絞りのときと予想できる数字が変わらないため、横絞りを行う必要はありません。縦絞りに横絞りを加えるのは、マークが2つ見えた場合だけですよ。

また、縦絞りと横絞りを行った場合、カード中央部にあるマークの数が数字を確定する決め手となります。そのまま横絞りを続けても良いのですが、あえて斜めから絞り、片側ずつマークを確認する方が盛り上がることもあります。

横絞りと縦絞りを基本に、さまざまな絞り方を加えていき、よりバカラが盛り上がる絞り方を研究してみましょう。

絞りに関するルール

バカラ スクイーズ バカラ画像

絞りは、バカラが盛り上がる瞬間である一方で、守らなければいけないルールも存在します。特に、バカラは複数人でベットするゲームなので、一人でもルールに違反するとゲームの進行を妨げ、大きな迷惑をかけてしまいます。したがって、絞りに関するルールを事前に把握し、ゲーム中に適切に行うよう心がけましょう。

最高額をベットした人が基本的に絞る

バカラは、ディーラー、バンカー、プレイヤーの3名が中心となり行うゲームですが、基本的にこの3名はカードを絞りません。

バカラで絞り役となるのは、バンカーまたはプレイヤーにベットし、かつ最高額をベットした人だけです。そのため、自分が絞りたいからと勝手に参加しないようにしましょう。

また、ベット額が同額の参加者がいる場合は、座席番号の若い人や最初にベットした人が絞り役となります。道学舎がいる場合は、基本的にディーラーが絞り役を決定するので、ディーラーが判断を下すまでは勝手に行動してはいけません。

ツイている人が絞ることもある

最高額をベットし、絞り役の権利を得た人は、特別に他の人に絞る権利を譲渡できます。

譲渡先として一般的なのは、自分と同じベット方法をした参加者の中で、最も運が良い(的中率が高い)人です。

これは、バカラは運の要素がとても高いゲームなので、運の良い人に絞り役を任せることで、自分もその運の良さに乗るというゲン担ぎです。もちろん、譲渡したからといって本当に勝率が上がるとは限りません。

しかし、勝ちたい気持ちは参加者全員が持っています。ですので、その場で最も運が良い人が絞り役になることで、全員がゲン担ぎができゲームがより盛り上がるでしょう。

賭けていないときの掛け声はNG

高額な賭けをしているときや負けが続いているときは、相手に不利なカードを引いてほしいという気持ちが強くなります。そのため、絞っている最中には煽るような掛け声を出したくなるかもしれません。

しかし、バカラでは自分が賭けていないときの絞りで掛け声を出すのはルール違反です。

自分の気持ちを掛け声で発散したいときは、自分が賭けている側の絞りのときに、ポジティブな掛け声を出すようにしましょう。ただし、この場合でも掛け声の内容によってはトラブルになる可能性があるので、十分に注意が必要ですよ。

オンラインで絞りの雰囲気を楽しみたいならライブバカラ

バカラ スクイーズ ライブバカラ

バカラの絞りはライブ感が重要なため、基本的にはランドカジノでしか味わえません。もし、オンラインのバカラでも現地のような絞りの高揚感や雰囲気を楽しみたいならライブバカラを選びましょう。

ライブバカラは、カメラを通してディーラーとバカラをプレイするゲームです。ランドカジノのバカラのように実際に参加者が絞りを行うことはできません。

しかし、ライブバカラの一つにある「バカラコントロールスクイーズ」なら、参加者が自分で絞りをすることもできます。このゲームでは、ライブバカラの画面の両側にプレイヤーとバンカーのカードが表示され、このカードをマウスやフリックでめくることが可能です。オンラインでもバカラの雰囲気や臨場感を楽しみたい方は、ぜひこの「バカラコントロールスクイーズ」にチャレンジしてみてくださいね。

概要絞り(スクイーズ)を理解してバカラを楽しもう!

バカラの絞り(スクイーズ)は、勝率を上げるための手段ではなく、場を盛り上げるための手段です。カードの合計値を競うシンプルな競技性であるため、すぐにカードの数字を見せずに結果が確定するのを焦らすことで、プレイヤーの高揚感が増し、場が大いに盛り上がります。

一方で、バカラではプレイヤーがカードを絞るため、絞る権利の獲得条件や掛け声などのルールを守ることが大切です。ゲームをスムーズに進行させ、他の参加者に迷惑をかけないようにするためにも、きちんと絞り方やルールを身につけてバカラにチャレンジしましょう。