RNG(乱数発生器)とは?オンラインカジノの不正禁止機能

オンラインカジノってイカサマがありそうで怖い

RNG(乱数発生器)って本当に信頼できるものなの?

このような疑問を思い浮かべる読者さんは多いのではないでしょうか。確かに、オンラインカジノで不正があると大損失に繋がるので、警戒心を強めるに越したことはありません。そのため、本記事ではオンラインカジノで使われるRNG(乱数発生器)について解説しました。

RNGは信頼性が高く、公平にカジノゲームをプレイできる根拠の1つでもあります。プログラムで何をされているかわからないと不安になる読者さんもいるかもしれませんが、実際にはディーラーが配るより公平性は高いと言えます。もしオンラインカジノのRNGに疑問や不安を感じている読者さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事で分かること

  • RNGの基礎知識
  • RNGが使われる理由

RNG(乱数発生器)とは?

オンラインカジノ 不正禁止機能 RNG

オンラインカジノで使われるRNGとは、「Random Number Generator」という名称の乱数発生器のことを指します。スロットゲームやプログラムタイプのテーブルゲームで使われています。乱数とは、不規則に無作為に抽出される数値のことです。

乱数は統計調査や暗号システムのセキュリティに使われるほど公平性が高いです。

オンラインカジノのRNGは、数十億回/秒のペースでミリ秒ごとにシードに合った数値を生成しています。

シードとは、どこにどの数値を表示させるのかというものです。具体的には、カードが配られるかどうか、配られる数値、スロットのシンボルがどのリール上に表示されるかといった条件を指します。つまり、カードが配られたりシンボルが止まったりする映像は演出にすぎず、仮にゲームが途中で止まったとしても内部的には乱数によって数値が決定しています。

そして、プログラムで行うすべてのゲームには、RNGの搭載が義務付けられています。オンラインカジノ側だけでなく開発元のゲームプロバイダーにも義務付けられているので、不正やイカサマがなく公平にゲームがプレイできますよ。

オンラインカジノのRNG(乱数発生器)の働き

オンラインカジノRNGは、上記3つをコントロールすることでプレイヤーに安全性や公平性を保証しています。これらの働きによって、プレイヤーは不正・イカサマ・チートなどを受けることはありません。ここでは、RNGのそれぞれの働きについて詳しく解説していきます。

RTP(ペイアウト率)をコントロール

RNGの1つ目の働きは、RTP(ペイアウト率)と呼ばれる還元率を制御しています。

還元率は、そのオンラインカジノゲームの長期的な収支を意味します。オンラインスロットなどのカジノゲームは必ず還元率が設定されていますが、これにランダム性がなければ公平性が生まれません。公平性がないと、特定のタイミングや人物だけ還元率が高くなってしまうということもあるでしょう。実際、スマホゲームのガチャなどではプールやテーブルが存在し、特定の人間だけアイテムなどが出現しないなどの事例がありました。

しかし、オンラインカジノではRNGでRTPがコントロールされています。そのため、長期的で膨大な試行回数を考えた場合に、RTPから収支が大幅にズレることはありません。良くも悪くも制御されているので、運営側が安定して運営を続けられる1つの理由にもなっています。

ヒット率をコントロール

RNGの2つ目の働きは、カジノゲームで当たりハズレが出る確率をコントロールしていることです。

RTPを制御していたとしても、当たりハズレにランダム性がなくてはRTPが実現されることはありません。もしヒット率にランダム性がなかった場合は、プレイヤーだけでなくカジノ側も不正ができることになってしまいます。特にオンラインスロットは短時間で多くの試行回数を重ねられるため、ヒット率に少しの不正を加えただけでRTPは大幅に変化してしまうでしょう。しかし、RNGでヒット率がコントロールされているため、誰に対しても公平なゲームが実現できています。

また、ヒット率を目に見える確率通りに設定した場合は、極端に高配当なゲームを作りにくくなります。例えば、オンラインスロットではリール上でシンボルが回っていますが、シンボルが回っている数通りの確率で出現することはありません。

シンボルが5個回っていたとしても、当たりのシンボルの出現率が1/5とは限りません。しかし、シンボルごとにヒット率を設定できるおかげで高ボラティリティのスロットが実現できています。ゲームプロバイダーがヒット率をコントロールできることは決して悪いことではなく、様々なボラティリティのゲームを生み出すことにも役立っています。

ランダムなカードゲームでのシャッフル

RNGの3つ目の働きは、カードゲームでのシャッフルをランダムにしていることです。

RTPやヒット率をコントロールするための手段がゲームのコントロールです。オンラインスロットだけでなく、カードゲームのカードの出現率もRNGでコントロールされています。そのため、偏りがあるように見えてもそれは乱数上であり得る結果の範疇です。

オンラインカジノのゲームは、オンラインカジノではなくゲームプロバイダーが作っています。そのため、オンラインカジノ側が特定のカードを意図的に出すことはできません。誰に対しても公平で不正のないゲームを実現しています。また、RTPを使うようなプログラムタイプのカードゲームは、デッキ数が無限もしくは毎カードシャッフルが行われていると言われています。そのため、カードシャッフルの制御と合わせて考えても、プレイヤーが不正を行うことはできません。

ただしこれらはライブカジノゲームでは適用されません。ライブカジノのブラックジャックやバカラの場合は、人間のディーラーが配っています。

人間が行うことであれば多少の歪みは生まれるので、RNGタイプのゲームはライブゲームよりも公平性が高いと言えます。

オンラインカジノでRNG(乱数発生器)が使われる理由

RNGは、プレイヤーだけでなくオンラインカジノ側にとっても重要な要素です。プレイヤーの公平性を守るためだけでなく、オンラインカジノ側の利益もRNGによって守られています。ここでは、なぜ上記の理由に繋がるのか詳しく解説していきます。「オンラインカジノ側がRNGを使っている理由が分からない」と考える読者さんは参考にしてみてください。

オンラインカジノ側の利益の一定化

RNGが使われる大きな目的の1つが、カジノ側の利益の一定化です。

RTPが正しくコントロールされていなければ、カジノ側の利益が不安定になります。しかし、RTPが正しくコントロールされていれば、膨大なプレイヤーを集めれば利益が不安定になることはありません。必ず還元率に合った利益がカジノ側にもたらされます。

また、裏を返せばオンラインカジノ側が不正を働く必要がない理由とも言えます。RTPを制御しているため、オンラインカジノ側は一定の利益を上げられることは確定しています。わざわざ不正やイカサマを行う必要がないということです。この点も、プレイヤーが安全に公平にカジノゲームをプレイできる理由の1つになっています。

オンラインカジノ側が有利な条件に設定できないようにするため

RNG(乱数発生器)を使わないと、オンラインカジノ側が好きなようにゲームをコントロールできるようになってしまいます。特定の人間を負けさせたり、高額のベットの場合だけプレイヤーを不利にすることをしてもおかしくはありません。ボーナスでプレイヤーを釣って不正を働けば、プレイヤーはオンラインカジノから不当な搾取を受けてしまいます。

また、オンラインカジノが取得しているカジノライセンスでは、ゲームプロバイダーとの提携が条項の1つです。ライセンスは政府や認証機関によって発行されており、RNGを搭載するゲームプロバイダーにRNGの搭載を義務付けています。ゲームの安全性や公平性が保証されています。これは、RNGを使えば公平なゲームが提供できるからであり、消費者を守ることに繋がるからです。

結果、オンラインカジノ側が自分勝手に有利な条件を設定することはできず、プレイヤーが不当な搾取を受けることはありません。

概要まとめ:オンラインカジノのRNG(乱数発生器)は公平性の証!

今回はオンラインカジノのRNG(乱数発生器)について解説しました。RNGは、オンラインカジノだけでなくパスワード生成や暗号、統計といった学問でも使われる技術の1つです。公平性・無作為性に関しては疑う余地がなく、プレイヤーは安心してカジノゲームをプレイすることができますよ。そしてカジノゲームの様々な要素がRNGによってコントロールされているため、オンラインカジノ側がプレイヤーから不当な搾取をすることはできません。そもそもゲームプロバイダーが搭載しているので、無理に不正を働こうとしてもできないでしょう。

また、ゲームプロバイダーもライセンスを保有しており、第三者機関からチェックを受けているので不正行為はできません。それほどに安全性の高い代物であるため、他プレイヤーが不正やイカサマを働くこともできません。そのため、特にライセンスを所有するオンラインカジノでは、より不正などがなく公平にカジノゲームをプレイできます。そのため、安心してカジノゲームライフを継続してくださいね。