ブラックジャックのルール・やり方・遊び方のまとめガイド

ブラックジャックは人気のカジノゲームであり、映画などでも登場するほど魅力的なゲームとして知られています。そのため、カジノでプレイすることがあったら一度やってみたいと考える読者さんは多いでしょう。しかし、ブラックジャックをプレイできるカジノは基本的に英語を使うので、ルールがわからないとプレイすることを躊躇してしまいますよね。本記事では、そのような読者さんのために、ブラックジャックのルールややり方について解説しました。本記事を読めば、ルールややり方だけではなく、実際の流れやブラックジャックの勝ち方までわかります。さらに、ブラックジャックをプレイする時におすすめなオンラインカジノについても紹介したので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事で分かること

  • ブラックジャックの基本的なルールややり方
  • カジノでの遊び方や流れ
  • 使われる用語とその解説
  • ブラックジャックの勝ち方
  • サイドベットやブラックジャックの種類
  • 歴史や背景
  • ブラックジャックと他ギャンブルの稼ぎやすさの比較

ブラックジャックとは?

ブラックジャックとは、トランプを使ったカジノゲームの一種です。ディーラーとプレイヤーの対戦型のゲームで、手札の得点が「21」を超えないように高得点を目指します。バカラルーレットと同じくらい人気が高く、ランドカジノかオンラインカジノかを問わず必ず実装されています。

ブラックジャックはいくつもの必勝法や攻略法が考案されているほど奥深い戦略があり、習得すればするほど勝率が上がっていきやすいです。戦略次第では還元率が100%を超えることもあり、稼げるカジノゲームとして知られています。反対に、ルールをまったく知らない初心者も高い勝率でプレイすることができるため、カジノでは初心者から上級者まで幅広い人に愛されています。

ブラックジャックの基本的なルール

ブラックジャック メイン ベーシックルール

ブラックジャックの基本的なルールを簡単に説明すると、「21」を超えないようにディーラーより高い点数を目指してカードを引くゲームです。点数はカード1枚ごとに足し算で計算されます。「21」を超えてしまうとバーストとなり、強制的に負けになります。ディーラーとプレイヤーが同点になった場合は引き分けなので、お金は返金されますよ。また、日本ではスペードが強いなどのマークごとで強弱があることが知られていますが、ブラックジャックではマークは強さに関係ないので注意してくださいね。

ブラックジャックは、数字の数え方が特殊でディーラーがカードを引く時のルールが厳格に定められています。ディーラー側のルールを知らなかったとしてもプレイはできますが、的確にルールを把握しておけば戦略性が生まれ、よりブラックジャックを楽しめますよ。

カードの数え方

ブラックジャックの数字の数え方は下記になります。

ブラックジャックカードの数え方表
カードの数字得点の数え方
ハート の エース A「1」 「11」の選択制
ハート の 2ハート の 3ハート の 4ハート の 5ハート の 6ハート の 7ハート の 8ハート の 9 2~9数字と得点が同じ
ハート の 10ハート の ジャックハート の クイーンハート の キング 10~Kすべて「10」と見なす

10以上のカードはすべて「10」として扱われることに注意してください。つまり、クラブ の 99とハート の キングKであれば計算上は「22」となりバーストになるはずですが、ブラックジャックでは「19」として計算されます。ハート の エース「A」は「1」 「11」の2択で、仮に片方がバーストしたとしても問題ありません。ダイヤモンド の エースAとスペード の 55だと「6」 「16」の2択ですが、次にダイヤモンド の キングKを引くと「16」 「26」となり「16」が適用されます。そして、実際にはディーラーが常に有利な方を計算して適用してくれるので、読者さんが計算に困ったとしても安心ですよ。

ディーラーのルール

ブラックジャックのディーラーは自由にカードを引けるわけではなく、定められたルールに則ってカードを引くかどうか決めています。

ディーラーは「17」以上になるまで強制的にカードを引くため、「16」になった時にはバーストになる可能性が非常に高いです。しかし、A込みの「17」の場合は「ソフト17」と呼ばれ、例外的にカードを引く場合もあります。「ソフト17」の時にカードを引くかどうかはカジノのハウスルール次第なので、ディーラーにルールを聞くなどをしないと確認できないことに注意してくださいね。

両者バーストはプレイヤーの負け

ブラックジャックのルールでは、プレイヤーもディーラーもバーストとなった場合には強制的に負けになります。しかし、どちらもバーストとなった場合にはプレイヤー側が強制的に負けになります。これは、後述するゲームの流れが影響するためです。

ブラックジャックのやり方は、プレイヤーのアクションの次にディーラーのアクションといった順番です。つまり、プレイヤーがバーストしてしまうと先に敗北処理が行われているため、ディーラーがバーストしたとしても引き分け処理をすることができないということですね。ちなみに、このルールはブラックジャックの勝ち方や戦略に大きく影響する要素なため、必ず覚えておくと良いですよ。

ブラックジャックの基本的な用語

ブラックジャックで使われる基本的な用語は下記になります。

ブラックジャック基本用語
用語解説
アップカード表で配られたカードのこと。ブラックジャックではディーラーが1枚だけ見せているカードに対して使われる。
デッキカード1組のこと。8デッキならカード8組。
シューデッキを置いておくための箱状の筒。ディーラーはここからカードを配る。
ハンド手札や点数のこと。
バースト21を超えて強制敗北になること。
プッシュチップを押すこと。ブラックジャックではチップを押し戻すことから引き分けの時に使われる。

日本語対応のオンラインカジノや、日本にあるアミューズメントカジノだったとしてもこれらの用語が使われます。日本のウェブサイトなどの解説ページでも使われることがほとんどなため、ブラックジャック用語は覚えておくと便利ですよ。

ブラックジャックで使われる基本的なアクション

ブラックジャックで使われる基本的な用語は下記になります。

ブラックジャック基本アクション用語
用語解説
ヒットカードを引くアクション。
スタンドカードを引かずに現在の点数を確定させるアクション。ステイとも呼ばれる。
スプリット同じ点数のカード2枚を分割して独立した1枚のハンドとして扱うアクション。「10」の場合はKとQのように数字が異なっていても可能。
インシュランスベットディーラーのアップカードがAの時にブラックジャックが成立するか予想するアクション。
ダブルダウン後1枚だけ引くことを条件にベット額を2倍にするアクション。ダブルと呼ぶことが多い。

基本用語と同様に、日本語を使うようなカジノであったとしてもこれらの用語が使われます。また、基本用語と違って、これらのアクション用語は覚えておかないとプレイに支障をきたすので、必ず使えるようにしておいてくださいね。

ブラックジャックのゲームの流れ

基本的なゲームの流れは下記です。

所要時間: 10分

  1. テーブルに着席する

  2. 「プレイスユアベット」の合図で好きな金額をベットする

  3. 「ノーモアベット」の合図でベットが締め切られる

  4. 時計回りでカードが配られる。

  5. 時計回りでアクションを提示する

  6. ディーラーがアクションを行う

  7. 決着とともに時計回りで配当が配られる

ブラックジャックのやり方は、ベットしてカードが配られたときにアクションを行うだけです。このゲームの流れに加えて、インシュランスベットダブルダウンなどのアクションを行うかどうか適宜聞かれます。誰がアクションをするタイミングかわからなくても、ランドカジノの場合は手で指された人がアクションすることになるのでわかりやすいです。オンラインカジノの場合は画面を見れば表示されているのでより安心できますよ。

ブラックジャックの配当

ブラックジャックの基本的な配当は下記になります。

ブラックジャック配当表
アクション配当
通常2倍(1 to 1)
ブラックジャック2.5倍(3 to 2)
インシュランスベット3倍(2 to 1)

ブラックジャックの配当は英語表記で(1 to 1)などと書かれていることが多いです。これは、自分のベットに対し等倍の配当が貰える、合計2倍の配当として返ってくることを意味します。配当が分からなくなった時は、右の数字を1に直して足し算するとわかりやすいですよ。ブラックジャックであれば(3 to 2)なので(1.5 to 1)に直し、1.5+1と計算すると2.5倍配当だと判断できます。カジノによってはサイドベットと呼ばれる特殊なアクションもあるので、配当の計算方法は覚えておいた方が良いですね。

ブラックジャックの勝ち方や戦略

ブラックジャックの勝ち方として下記のような戦略が有名です。

使うか使わないかでブラックジャックの勝率が格段に変わるので、すべて使いこなせるようにした方が良いですね。各項目に分けて解説していきます。

ブラックジャック メイン ベーシックストラテジー

ベーシックストラテジーとは、ブラックジャックの最適なアクションを示した戦略のことを指します。ブラックジャックを自由にプレイした時の還元率は約96%ですが、ベーシックストラテジー通りにプレイすれば還元率は約99%です。ベーシックストラテジーで最適とされるアクションは数学的に正しいので、この通りにプレイすれば初心者でも上級者と同じようにプレイできますよ。

ベーシックストラテジーは画像のような表で最適なアクションが書かれていますが、多くのランドカジノは携帯を見ながらアクションをすることを禁止しています。そのため、すべて覚えきれないという読者さんは、オンラインカジノでベーシックストラテジーの表を見ながらプレイするようにすると良いですね。

ベッティングシステム

ベッティングシステムは、ベット額をコントロールして勝率を上げる手法のことを指します。ベッティングシステムはカジノゲームにおける必勝法として有名で、ブラックジャックに使えるものも多いです。数多くの種類がありますが、そのタイプは3種類に分けられます。

ベッティングシステムは、メモが必要な上級者向けのものから簡単に実践できる初心者向けのものまであるので、読者さんが初心者だったとしても安心して使ってみましょう。また、ベッティングシステムはベーシックストラテジーと併用して使うことも可能です。併用して使うことでよりブラックジャックに勝ちやすくなるので、ぜひ使ってみてくださいね。

カードカウンティング

ブラックジャック メイン カードカウンティング

カードカウンティングは、ブラックジャックの勝ち方の中で最も有名かつ強力な手法です。ベーシックストラテジーやベッティングシステムとは比較にならないほど強力で、完璧に使えば還元率は102%を超えると言われています。還元率が100%を超えた場合は長期的に見れば必ず勝てることが保証されるので、可能な限り習得した方が良いですね。

カードカウンティングのやり方は、頭の中で今までに出たすべてのカードを記憶するというものです。とはいえ人間にすべてのカードを記憶することは不可能なので、一定の法則に則ってカードをカウントし、その偏りからデッキの偏りを読む手法が一般的になります。ただ、カードカウンティングは強力すぎるため、ランドカジノでは禁止されていることがほとんどです。カードのカウントを頭の中でしても、賭け方や目の動きでディーラーにはカードカウンティングをしていることが筒抜けになります。バレたら出禁になる場合もあるので注意してくださいね。

オンラインカジノでも禁止されている場合がありますが、プレイ姿を監視されているわけではないので、ランドカジノに比べればバレにくいです。自己責任にはなるので、カードカウンティングの方法には注意しましょう。

ブラックジャックのサイドベット

サイドベットとは、カジノゲームで通常のベットとは異なるアクションのことを指します。ブラックジャックにも採用されていることが多く、通常より配当が高いことが多いので一攫千金を狙いやすいです。

サイドベットの中には101倍もの配当が得られるものもあるので、興味を持った読者さんはベットしてみてくださいね。ただし、サイドベットはカジノやテーブルごとに採用されているものが異なるので、ベットしたいサイドベットがないこともあります。また、通常の配当より高い配当のサイドベットはあっても、より高い還元率のサイドベットは皆無といって良いでしょう。そのため、長期的に賭け続けることは不利になりやすいので、注意してベットしてくださいね。

ブラックジャックの種類

ブラックジャックにはいくつか種類があります。

どのブラックジャックも特殊なルールがあるので、各項目に分けてわかりやすく解説していきますね。

ライブブラックジャック

ライブブラックジャックは、オンラインカジノのブラックジャックの一種です。オンラインカジノのブラックジャックといえば、プログラムに応じて機械的にプレイするタイプが多いです。しかし、ライブブラックジャックでは生中継で本場のディーラーとブラックジャックができます。ランドカジノのように楽しめるため、オンラインのブラックジャックの中でも人気の遊び方になりますね。

プログラムのブラックジャックではカードカウンティングが物理的に使えません。セットされたデッキ数が不明ですし、そもそも毎回シャッフルされることが基本だからです。しかし、ライブブラックジャックにはそのようなデメリットがないので、その点でも人気が高いゲームになります。ディーラーが美男美女であることも多いので、ディーラー見たさにブラックジャックをプレイする人も多いですよ。

ブラックジャックサレンダー

ブラックジャックサレンダーとは、サレンダーというアクションが採用されているブラックジャックのことを指します。サレンダーとは、ディーラーが強そうと考えた時に負けを認めてベット額の半分を返してもらえるアクションのことです。正しく使うことで、サレンダーで差をつけることが可能になります。

2つの違いは、ディーラーのアップカードがAの時に、ディーラーがブラックジャックの成立を確認する前にサレンダーが行えるかどうかです。確認前に行える場合はアーリーサレンダー、後に行える場合はレイトサレンダーと呼ばれます。サレンダーはプレイヤーにとって有利なアクションなので積極的に使ってみてくださいね。ただし、アーリーサレンダーはプレイヤーに有利すぎるためか、採用しているカジノはほとんどないことに注意しましょう。

ブラックジャックスイッチ

ブラックジャックスイッチは、1人で2つのハンドを同時にプレイし、2つのハンドの2枚目のカードを入れ替えられるブラックジャックのことを指します。また、2つのハンドを同時にプレイするため、通常のベット額と同じように賭けると2倍速でお金が減っていく危険性があることに注意しましょう。ブラックジャックスイッチには、少しだけ通常のブラックジャックと異なるルールがあります。

その他にも細かいルールの差はありますが、大まかな遊び方は通常のブラックジャックと変わりません。プレイヤーに不利なルールはありますが、スイッチ自体は非常に有利なアクションなので、興味を持った読者さんはプレイしてみてくださいね。

ブラックジャックの歴史

ブラックジャックは元々21という名前だったと言われていますが、明確な起源は判明していません。21というゲームが記された書籍の中で最古のものは、1613年に発行されたセルバンテスという人物が作者の「リンコネーテとコルタディーリョ」です。このスペイン小説には、スペイン語で21を意味する「Veintiuna」というゲームが登場しています。そして、このゲームはブラックジャックに近い遊び方になっており、Aを「1」か「11」として計算して「21」を目指すルールでした。

21がカジノでプレイされたのは、18世紀初頭のフランスが最初だと言われています。このゲームは、フランス語で21を表す「Vingt-et-un」と呼ばれていました。その後、フランス系移民から21が北アメリカに伝わり、人気が高まっていったとされています。

しかし、いつ頃からブラックジャックと呼ばれるようになったかは判明していません。一説には、スペードのエースと色がブラックのジャックを揃えたプレイヤーにボーナスを出すというローカルルールから広まったというものがあります。また、ゴールドラッシュを求めた採掘者たちが、金が含まれる黒い鉱石をブラックジャックと呼んでいたことを起源とする説も唱えられています。

ブラックジャックでお金は稼げる?

ブラックジャックは、カジノゲームの中でも稼げるゲームとして知られています。還元率(期待値)が高く、プレイヤーに勝ちやすいルールになっているためです。ブラックジャックと他のギャンブルの還元率を比較したので参考にしてください。

ギャンブル還元率表
ゲーム還元率
ブラックジャック約96~102%
オンラインスロット約93~99%
ルーレット約95%~99%
バカラ約85%~99%
パチンコ・パチスロ約80%~85%
公営ギャンブル約75%
宝くじ約45%

他のギャンブルと比べても、ブラックジャックは非常に稼ぎやすいゲームといえます。特に、特殊条件下とはいえ還元率が100%を超えるのはブラックジャックのみです。いくつもの戦略を組み合わせないとここまで高くはなりませんが、それでも稼ぎやすいゲームであることは確かですね。

概要まとめ:ブラックジャックのルールややり方

今回はブラックジャックのルールややり方について解説しました。今回解説した内容は、ランドカジノやオンラインカジノで遊ぶ上で知っておいた方が良い情報ばかりです。ブラックジャックはルールをまったく知らなくても遊ぶことは可能ですが、ルールを知り戦略を考えてプレイした方が楽しめることは間違いありません。そして、ブラックジャックは戦略と勝ち方を覚えれば非常に勝ちやすいゲームになっています。ブラックジャックをプレイする時は、ここで解説した内容を忘れないようにプレイしてみてくださいね。