ブラックジャックのベーシックストラテジーの表と解説! ブラックジャックには、ベーシックストラテジーと呼ばれる基本戦略があります。ブラックジャックの勝ち方や攻略法を考える上で、ベーシックストラテジーは避けては通れない道です。本記事では、ベーシックストラテジーの使い方を実践シミュレーションとともに解説しました。そして、よりブラックジャックの勝率を上げるために必要なベッティングシステムを紹介し、ベーシックストラテジーとの相性も解説しています。ブラックジャックでより勝ちたいと考えている読者さんは、ぜひ参考にしてくださいね。 この記事で分かること ブラックジャックのベーシックストラテジーについて 実践を想定したベーシックストラテジーのシミュレーション 組み合わせるべきベッティングシステム ベーシックストラテジーとベッティングシステムの相性 目次 もっと見る 1 ベーシックストラテジーとは 2 ベーシックストラテジーのメリットデメリット 3 ベーシックストラテジーの3種類の表 3.1 ハードハンド 3.2 ソフトハンド 3.3 スプリット 4 ベーシックストラテジーとベッティングシステムの併用 4.1 パーレー法+ベーシックストラテジー 4.2 マーチンゲール法+ベーシックストラテジー 4.3 モンテカルロ法+ベーシックストラテジー 4.4 グッドマン法+ベーシックストラテジー 4.5 概要ブラックジャックのベーシックストラテジーまとめ ベーシックストラテジーとは ベーシックストラテジーとは、ブラックジャックにおける最適な基本戦略のことを指します。ブラックジャックで主に使われる勝ち方や攻略法の1つであり、使用した時のブラックジャックの勝率や還元率は非常に高いです。上級者でも必ず使う戦略ですが、初心者でも短期間で簡単に学ぶことができますよ。また、オカルト手法ではなく数学的に正しいとされる戦略なので、安心して使って問題ありません。 ベーシックストラテジーには、どのハンドで「ヒット」 「スタンド」 「ダブル」 「スプリット」を行うべきか記載されています。表としてまとめられていることが基本なのですぐに真似ることができますが、すべての戦略を丸暗記することは大変です。ランドカジノでは、ベーシックストラテジーの使用自体は禁止されていませんが、メモを見ながらブラックジャックをプレイすることを禁じている場合もあります。そのため、慣れないうちはオンラインカジノで表を見ながらブラックジャックをプレイすると良いですね。 ベーシックストラテジーのメリットデメリット ベーシックストラテジーを使ってブラックジャックをプレイすれば、還元率を約96%から約99%まで引き上げられることが最大のメリットです。還元率はブラックジャックにおける期待値といってよく、高ければ高いほど有利な状態でプレイできます。そして、ベーシックストラテジーはこれ以上ない最適な戦略なので、使用すれば初心者と上級者の戦略上の実力差が生まれることはありません。ルールをまったく知らない初心者でも上級者と同じようにプレイできることは大きなメリットですよね。ベーシックストラテジーを使うことによるデメリットは特にないので、読者さんも積極的に使ってみてくださいね。 ベーシックストラテジーの3種類の表 ベーシックストラテジーの表は以下の3種類に分けられます。 ベーシックストラテジー3種類の表ベーシックストラテジー特徴ハードハンドAを持っていないか、Invalid card suit Aが「1」か「11」で選べない(点数が1択のみ)場合に該当する。ソフトハンドAを「1」もしくは「11」と数えられる(点数が2択)場合に該当する。スプリットハンド手持ちのカードが同じ点数でスプリットができる場合に該当する。 上記の情報を元に該当しているハンドでアクションを選んでください。同じ点数でもソフトハンドとハードハンドでは戦略がまるで違うので注意しましょう。ベーシックストラテジーの表ではアクションが略されているので、わからない場合は下記を参考にしてくださいね。 アクションの略称と正式表記の表略称アクションの正式表記HヒットSスタンドRサレンダー(できない場合はヒット)DダブルダウンPスプリット それでは、実際の例も込みでベーシックストラテジーの表の見方を解説していきます。 ハードハンド 点数の数え方が1択の場合はハードハンドストラテジーを参考にします。ソフトハンドストラテジーを用いてアクションを行い、「11」と数えるとバーストして点数が1択になった場合もハードハンドストラテジーを使用してくださいね。それでは、実際に2パターンの例を見てみましょう。 ゲームのシミュレーション表情報ディーラープレイヤー1プレイヤー2配られたカード点数9点13点17点すべきアクション–HS ハードハンドストラテジー表を見てみると、ディーラーのアップカードが9となった場合、13点となったプレイヤー1はH(ヒット)をしなければなりません。17点となったプレイヤー2はS(スタンド)です。ヒット後の状況も見てみましょう。 ヒット後のシミュレーション表情報ディーラープレイヤー1プレイヤー2配られたカード行ったアクション–H–追加カード–5–点数9点18点17点すべきアクション–S– プレイヤー1はヒットをした後に5が配られ、18点となりました。ディーラーのアップカードが9の時に18点となったプレイヤー1が行うべきアクションはS(スタンド)です。これで全員のプレイヤーのアクションが終了したので、ディーラーにカードが配られ、その後ゲームが終了します。覚えにくいという読者さんは、下記がハードハンドストラテジー表の覚え方のコツになるので参考にしてみてくださいね。 ハードハンドストラテジー表の覚え方のコツ 17点以上になったら必ずスタンド 11点以下でバーストしないなら必ずヒット以上 12点~16点でディーラーが7以上ならヒットをする 上記のコツを覚えた後は、プレイヤーの点数が12だった場合とダブルを使える場合を覚えるだけでハードハンドストラテジーはクリアです。 ソフトハンド エースが配られて「1」もしくは「11」を選択できる場合は、ソフトハンドストラテジー表を使用します。ソフトハンドストラテジー表を使用して「11」の場合にバーストしてしまう状況になった時はハードハンドストラテジーに移行してください。それでは、ソフトハンドストラテジーの2パターンのシミュレーションを行ってみましょう。 ゲームのシミュレーション表情報ディーラープレイヤー1プレイヤー2配られたカード点数6点3点or13点10点or20点すべきアクション–DS ソフトハンドストラテジー表によれば、ソフトハンドの時はプレイヤーの点数でアクションは決まらないことを覚えておいてくださいね。ディーラーのアップカードが6の場合、プレイヤー1のようにAと2が配られた時はD(ダブル)を行いましょう。プレイヤー2のようにAと9が配られた時はS(スタンド)しなければなりません。そして、この後にアクション可能なプレイヤーが存在しないので、ここでシミュレーションは終了です。下記はソフトハンドストラテジー表の覚え方のコツなので、活用してみてください。 ソフトハンドストラテジー表の覚え方のコツ Aと8、Aと9は必ずスタンド Aと6以下のカードは必ずカードを引く(ダブルかヒット) ディーラーが5か6でカードを引く時はダブル 上記のコツを覚えておけば、後はAと7のパターンとダブルを使えるカードを覚えるだけで済みますよ。 スプリット 同じカードが配られてスプリットが可能になった場合は、スプリットハンドストラテジーを使用します。スプリット後は各々のカードにあったストラテジーに移行してください。それでは、実際のシミュレーションでアクションを確認してみましょう。 ゲームのシミュレーション表情報ディーラープレイヤー1プレイヤー2配られたカード点数2点2点or12点14点すべきアクション–PP ディーラーのカードが2の場合、プレイヤー1のA・Aもプレイヤーの7・7もスプリットが最善の戦略になります。次にスプリット後を見てみます。 スプリット後のシミュレーション表情報ディーラープレイヤー1αプレイヤー1βプレイヤー2αプレイヤー2β配られたカード点数2点3点or13点6点or16点13点16点すべきアクション–H(強制S)H(強制S)SS スプリットした後、プレイヤー1はどちらのハンドもAを含むため、ソフトハンドストラテジー表を参考にしてください。ソフトハンドストラテジー表ではどちらのハンドもヒットすることを示していますが、多くのカジノでエースのスプリットはヒットできないルールがあります。そのため、ヒットできる場合はヒットし、できない場合はスタンドになります。 プレイヤー2はAがないのでハードハンドストラテジー表を参考にしましょう。ハードハンドストラテジー表では、ディーラーのアップカードが2の場合、13点も16点もスタンドすることが示されています。全員スタンドとなったためプレイヤーのアクションは終了となり、シミュレーションは終了です。下記がスプリットハンドストラテジーを覚えるコツになります。 スプリットハンドストラテジーを覚えるコツ AとA、8と8は必ずスプリット 10と10は必ずスタンド 5と5は必ずカードを引く(ヒット以上) スプリットハンドは複雑なので、最初は表を見ながらプレイできるカジノで慣れた方が良いですね。カジノによってスプリット後にダブルができない場合がありますが、ダブルできない場合はヒットを採用すると良いですよ。 ベーシックストラテジーとベッティングシステムの併用 ブラックジャックの勝率をより高めたい読者さんは、ベーシックストラテジーとベッティングシステムを組み合わせましょう。ベーシックストラテジーはアクションに重きを置いた戦略ですが、ベッティングシステムはベット額に重きを置いた戦略です。互いの戦略を邪魔することなく組み合わせられるので、積極的に組み合わせることがブラックジャックで勝つコツですよ。 パーレー法+ベーシックストラテジー パーレー法とは、勝つたびに賭け金を倍にしていくブラックジャックの必勝法です。連勝すればするほど雪だるま式に利益が伸びていきます。その性質上、ブラックジャックの必勝法の中でも最も高額の利益を狙いやすいベッティングシステムになりますね。 パーレー法ではベット額がどれだけ伸びた後に負けても、損失する額は最初のベット額だけです。そのため、低いリスクで大勝を狙うことに長けていますね。反対に、どれだけ連勝しても1回負けるだけですべての利益を失ってしまいます。パーレー法でブラックジャックをプレイする時は、あらかじめ何連勝したら止めて利確するか決めておくと良いですよ。ブラックジャックではダブルやスプリットをうまく組み合わせ、効率よくベット額を増やしていけるところもメリットですね。 マーチンゲール法+ベーシックストラテジー マーチンゲール法とは、負けるたびに賭け金を倍にしていくブラックジャックの必勝法です。マーチンゲール法は理論上最強の必勝法です。何連敗しようともたった1勝するだけですべての負けをチャラにできるからですね。デメリットは、どれだけベット額が上がっても得られる利益は最初のベット額のみということです。2ドルから賭け始めて9連敗すると1,022ドルも失うにもかかわらず、10戦目には2ドルの利益を得るために2,046ドルも賭けなければなりません。 それでも最強の必勝法には違いないのですが、多くのカジノでは最低ベット額と最高ベット額を定めてマーチンゲール法を事実上禁止しています。そのため、マーチンゲール法を使う時は適度に損切りをして、ベット額が膨らみすぎないようにしましょう。ベット額の制限もできるだけ広いテーブルが良いですね。大連敗さえしなければ安定して利益を上げ続けられるので、ベーシックストラテジーの練習にはピッタリのベッティングシステムですよ。 モンテカルロ法+ベーシックストラテジー モンテカルロ法とは、数列を用意してその両端を賭けていく必勝法です。123といった数列を用意した場合のベット額は4ドルです。勝ったら両端の数字を消し、負けたら右端にベットした額を記入します。数列が消えるか数字が1つだけになれば利益が確定しているというシステムです。 モンテカルロ法は、実際にモンテカルロのカジノを潰したと言われているほどに強力な必勝法です。ベット額の上昇も緩やかで利益が少なすぎることもなく、デメリットらしいデメリットはないですね。ただ、数列を用いるということもあり、頭の中でプレイし続けることは難しいです。また、ベーシックストラテジーを考えながらモンテカルロ法も考えるというのは、初心者の方には難易度が高すぎるかもしれません。 強力な必勝法には違いないので、もしベーシックストラテジーとモンテカルロ法を組み合わせるのであればオンラインカジノでプレイすることをおすすめします。オンラインカジノであればどれだけメモを用意しても問題ありませんし、ベーシックストラテジー表を見ながらプレイできますよ。 グッドマン法+ベーシックストラテジー グッドマン法とは、1、2、3、5の数列の順番で勝つごとに賭け金を上げていく必勝法です。1235はユニット数なので、1を3ドルと設定し、3、6、9、15の順番で賭けても問題ありません。5連勝以上した場合は、5のベットを負けるまで続けてください。 賭け金の上昇率が緩やかでリスクが低く、連勝した時には大きい利益を得られる点がメリットですね。デメリットは、3連勝以上しないと利益が得られないという点です。ブラックジャックで3連勝や4連勝を安定して狙うことは難しいでしょう。しかし、ベーシックストラテジーを組み合わせ、上手くダブルやスプリットを狙っていけば3連勝せずとも利益を出せます。スプリット後のダブルやエースのヒットができるカジノであれば、よりグッドマン法とベーシックストラテジーの相性は良くなりますね。 概要ブラックジャックのベーシックストラテジーまとめ 今回は、ブラックジャックのベーシックストラテジーについて解説しました。ベーシックストラテジーは、ブラックジャックで勝つためには欠かせない戦略です。表を見てプレイできるオンラインカジノなどであれば、読者さんが初心者だったとしても簡単に真似できるので、ぜひ試してみてくださいね。 ベーシックストラテジーとベッティングシステムを組み合わせることが、ブラックジャックの勝率を高めるコツです。ベッティングシステムにはメリットデメリットがあるので、読者さんのプレイスタイルや資金状況に合わせて組み合わせてみると良いですよ。