サレンダーで差をつける!ブラックジャックの戦略的活用法

ブラックジャックで「サレンダー」というオプションを知っていますか?

この記事では、ブラックジャックのサレンダーの意味や最適なタイミング、そしてその期待値について詳しく解説します。サレンダーを活用することで、あなたのブラックジャックの戦略を大幅に向上させることがでるかもしれません。サレンダーをするべきパターンも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること

  • 「サレンダーとは何か?」などの基本
  • 「2つ」のサレンダーの種類とその違い
  • サレンダーをする「3つ」の流れ
  • サレンダーをするべき「4つ」のケース
  • サレンダーをすることで期待値はどう変わるか

ブラックジャックサレンダーとは?

サレンダーとは、最初にカードが配られた段階で負けを認め、代わりに賭け金の半分を戻すアクションです。

ディーラーが ハート の エースAと強く、プレイヤーが16といった弱い場合にサレンダーを宣言し傷を浅くできます。サレンダーを宣言すると負けが確定し、それ以上ゲームに参加することができず、賭け金の半分が戻り、他のプレイヤーのアクションを待つことになります。消極的なアクションにも見えますが、勝ち目が低い勝負を避け次に繋げる賢い選択ともいえます。

なお、サレンダーを宣言できるのは、他のアクションを一切取っていない場合に限られ、ヒット・スタンド・ダブルダウン・スプリットなど選択していると、サレンダーは使用できません。

また、ライブブラックジャックのテーブルによってはサレンダーを採用していないケースもあるので、サレンダーを選べるかどうか、プレイする前に必ず確認するようにしましょう。

ブラックジャックのサレンダー「2つ」の種類

ブラックジャックのサレンダーには、「アーリーサレンダー」と「レイトサレンダー」の2つの種類があり、アーリーサレンダーはプレイヤーに有利と言われており、採用していないカジノが多くあります。それぞれの特徴を解説します。

アーリーサレンダー

アーリーサレンダーは、ディーラーがナチュラル・ブラックジャックかの確認前にサレンダーを選択できるルールです。

ディーラーのアップカードが ハート の エースAで、ブラックジャックが成立しそうと悪い予感がした段階でサレンダーを宣言できます。ディーラーがナチュラルブラックジャックの場合は、プレイヤーが全員負けとなりますが、その前にサレンダーすることで、賭け金の半額を救済できるプレイヤーに有利なルールといえるでしょう。

このことから、アーリーサレンダーを採用していないカジノも多いのが現状です。もしアーリーサレンダーを採用するカジノがあれば、積極的に利用して良いでしょう。

レイトサレンダー

一方レイトサレンダーは、ディーラーが2枚目を確認した後にしかサレンダーを宣言できません

アーリーサレンダーとは違い、ディーラーのナチュラルブラックジャックは避けられないのが特徴です。ディーラーがナチュラルブラックジャックの場合、プレイヤーの負けが確定し賭け金の救済はできません。一般的にサレンダーと言う場合、こちらのレイトサレンダーを指すことがほとんどです。

プレイヤーに有利なアーリーサレンダーは、採用していないカジノが大多数ですが、アーリーサレンダーにしろレイトサレンダーにしろ、サレンダー自体ができるかどうか事前に確認しましょう。

ブラックジャックでサレンダーをする「3つ」の流れ

ここでは、ブラックジャックでサレンダーを選択する流れを解説します。

所要時間: 5分

サレンダーを選択する「3つ」の流れ

  1. ベットする

  2. サレンダーを選択する

  3. 賭け金の半額が戻ってくる

まずは、ブラックジャックに通常通りベットし、負けそうな場合はサレンダーを選択しましょう。ディーラーのアップカードが ハート の エースAと強く、あなたのカードが16と弱い場合はサレンダーを選択できます。アプリの場合は、アイコン一覧の中から「サレンダー(Surrender)」をタップすればOKです。

サレンダーを宣言することで、その段階で負けが確定し賭け金の半分が戻ってきます。ディーラーがバーストした場合でも、既に負けが確定しているので残りの半分が戻ってくることはありません。

サレンダーをするべき「4つ」のパターン

ブラックジャックの基本戦略「ベーシックストラテジー」を用いてサレンダーすべきケースを解説します。ベーシックストラテジーでは「R」と表記されている箇所が、サレンダーを選択した方が良いとされるケースです。

ブラックジャック サレンダー ハードハンドストラテジー表

上記のように、ベーシックストラテジーによると、サレンダーすべきケースは「4つ」に絞られることがわかります。

サレンダーを使うべき4つのタイミング

サレンダーを使うべきタイミング
ケースプレイヤーのハンド(2枚合計)ディーラーのアップカード(見えている1枚)
15 ハート の 1010
16 ハート の 99
16 ハート の 1010
16 ハート の エースA

上記のように、負けそうな勝負を避けられるサレンダーは、使えるケースが多そうですが、実は4パターンしかありません。

それぞれ詳細を説明すると、まずプレイヤーのカードが「15」、ディーラーのカードが「10」である①のケースです。プレイヤーのカード「15」は、有利な状況とは言えません。ディーラーは「16」以下でヒットし「17」以上でスタンドするので、プレイヤーはディーラーがバーストしない限り勝てないからです。しかし手持ちが「15」の場合、高確率で自分がバーストしてしまうので、サレンダーを選択した方が良いでしょう。

次にプレイヤーのカードが「16」、ディーラーのカードが「9・10(絵札)・A」の②③④のケースです。プレイヤーのカード「16」は、ブラックジャックにおいては「最弱のハンド」と言われます。スタンドしたらディーラーがバーストしない限り負けとなり、ヒットしても6割以上の確率で自分がバーストします。なので、手持ちが「16」、ディーラーのアップカードが「9・ 10(絵札)・ A」の場合はサレンダーを選択しましょう。

ブラックジャックサレンダーの期待値

ここではサレンダーの有無で、期待値がどれほど違うのか見てみます。

以下は、「サレンダー無し」 「レイトサレンダー」 「アーリーサレンダー」の期待値を数値にした表です。

サレンダーの期待値
サレンダー期待値備考
サレンダー無し0.00%イーブン
レイトサレンダー+0.02%プレイヤー有利
アーリーサレンダー+0.62%プレイヤー有利

まず期待値とは、賭け金に対してどれほどのバックがあるかの「見込みの数値」で、期待値が高いほどバックされる金額の「見込みの数値」も高くなります。

サレンダー無しの期待値をゼロとした場合、一般的なサレンダーであるレイトサレンダーにより期待値は+0.02あがります。一方アーリーサレンダーの期待値は+0.62の向上となっており、多くのカジノが不採用とする理由がまさにこれです。サレンダーの有効活用はブラックジャックの必勝法のひとつとも言えるかもしれません。ただし、この数値は他ルールとの組み合わせによっても異なるので、一つの基準として覚えておきましょう。

概要ブラックジャックのサレンダーを有効活用しよう!

ブラックジャックのサレンダーは、最初のカード配布時に勝ち目が低いと判断した場合に、賭け金の半分を返してもらうアクションです。プレイヤーの手持ちが「15」や「16」、ディーラーのアップカードが「9・10(絵札)・A」など強い時に活用すると有効的です。期待値はプレイヤー有利となりますが、期待値を0.62も上げるアーリーサレンダーは採用していないカジノが多数あります。まずサレンダーが可能かどうか事前に確認し、適切にサレンダーを活用し有利にブラックジャックを楽しんでください。