カジノビリオンズ

ブラックジャックのゲームテーブルの選び方

ゲームテーブルをどうやって選べばいいのか分からない。
これは新しくブラックジャックを楽しもうとするプレイヤーの頭に浮かぶ典型的な疑問です。さて、この問題に対して、私達はどうやって向かっていけばいいのでしょうか。

実際、すでに遊んでいるプレイヤーにも、何を必要な判断材料とすべきかを深く考えていない人も少なくありません。
彼らはただ単にゲームプレイにありつくことだけを考えていて、カジノに走り込んでは、最初に目についた空いているテーブルにとりあえず腰を下ろします。

ですが、本当ならその前に考えるべきことは沢山あるはずです。
例えば、ディーラーがどうやってカードを配っているか、何組のカードデッキが使われているか、他のプレイヤーの数は何人いるか、ペイオフを含んだプレイルールはどうなっているか、そしてなにより大事なことですが、許容されているテーブルのベット範囲はいくらなのか。
このような情報に加えて、あなた自身が気軽にゲームを楽しみたいエンジョイプレイヤーなのか、あらゆるものを駆使して勝ちを追求したいカードカウンティングプレイヤーなのか。そういった違いも、プレイすべきテーブルとシートの考慮には加えるべきなのです。

具体的な判断基準

繰り返しになりますが、最も大事な基準は、テーブルごとに定められた1ゲーム当たりのベット設定です。
ある程度カジノでプレイをしていると、何も確認しないまま席に着き、テーブルの設定額から外れたチップを置くプレイヤーを必ず目にします。
そのような場合、まれに上限であるテーブルリミットを超えてチップが賭けられることもありますが、ほとんどは最低賭け金額を満たさない小額のベットです。ディーラーが最低額を賭けてくださいと促すと、プレイヤーはいたたまれなさそうに俯きながらテーブルから離れていってしまいます。
できれば自分がこんな目に合うことは避けたいですが、テーブルのベット設定額を事前に把握するべき理由は、もちろんちゃんと他にあります。

それは自分の持ち金、バンクロールに合わせてテーブルを選ぶためです。折角ゲームで遊ぶのですから、手持ちに対して不相応に高いテーブルに座ってしまい、どうにも抜け出しにくく、すぐに所持金を失ってしまうようなことは避けなくてはいけません。
持ち金に余裕があるならば、それなりのテーブルで遊べばいいですし、懐が寂しいなら、何も恥じることなくカジノ全体を見て回って、最低ベット額が下限のテーブルに座るべきです。
外から見てみても設定額が良くわからないこともあるはずですから、そのようなときは、フロアスタッフに物怖じせずに聞いてみましょう。いい条件のテーブルが見当たらなくても、時間帯によって設定の異なったゲームテーブルが開かれていることもあります。これはオンラインカジノにおいても共通する大事な考え方になります。

テーブルを選択するための次の重要な基準は、プレイルールです。最近の ブラックジャックのルール は、テーブル間で必ずしも同じではありません。
いくつかのテーブルがプレイヤーにとって優しいルールで開かれている一方で、落とし穴のような敗色濃厚のテーブルも同じフロアに存在しているような、こんなこともあり得るのです。
さらに、いくらカジノのマネージャーに問い合わせをしてみても、このときばかりは彼らも最高の条件のテーブルを紹介してはくれません。
評価と判断をするのはあくまでプレイヤーの責任です。
最も重要な次の3つのポイントだけは押さえておきましょう。

  • ブラックジャックの配当が1.5倍である
  • スプリットの後にもダブルダウンができる
  • ディーラーはその内容に関わらず、ハンドが17以上になったら必ずスタンドする

有利なルールのテーブルを見つけたら、次は使われているカードデッキの数も確認しましょう。一般的に見られるのは、シングルデッキ、ダブルデッキ、6デッキ、8デッキの4パターンです。
使われているデッキ数が少ないほどカード内容の把握はし易くなりますが、現在ほとんどのカジノではCSMというシャッフルマシンにより各ラウンドごとにデッキが切りなおされるため、カウンティングはごく限定的にしか行えず、この差はごく小さなものに過ぎないことを覚えておいてください。
むしろ気を付けないといけないのは、シングルデッキである場合は、ナチュラルのブラックジャックを出した場合に配当が小さくなるテーブルがあることです。このようなテーブルは避けるようにしましょう。

また、カジノに長く滞在しながら遊ぶことが目的の場合は、プレイヤーの多いテーブルを選択しましょう。これは、単純にディーラーがカードを配る対象の数が増えて、1ゲーム1ゲームが長引くからです。反対に、ハイペースで勝負を回したい場合は人数の少ないテーブルを選択しましょう。なお、確率的には、同席している他のプレイヤーの数やプレイ内容によって、長期的に自分の勝率に影響が及ぶことはありません。

あなたが初心者の場合は、ディーラーの右手に座るのもいいでしょう。これは通常、ディーラーがカードを配り終えた後は、左手に座っているプレイヤーから順にハンドを作っていくからです。こうすることで、まだ基本的なブラックジャックのセオリーが覚えきれていない場合でも、思考を整理する時間を持つことができます。ただし、最も最後に手番が回るアンカーシートは、熟練のプレイヤーが座るシートだとされています。なので、余計なプレッシャーを感じたくなければ、最も右のシートから1つか2つ手前のシートに座るのが良いでしょう。

ここまで、いくつかテーブル選択の判断基準について紹介してきました。これらの内容が、次にあなたがブラックジャックをプレイするときに何らかの形でも参考になれば幸いです。