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一般的にカジノで遊ばれているルーレットにはホイールの異なる2つの種類があり、それぞれダブルゼロルーレットとシングルゼロルーレットと呼ばれています。カジノ ルーレット 勝ち方も少し異なります。
前者はアメリカンルーレットとも言われますが、後者はさらにヨーロピアンルーレットとフレンチルーレットとに細分化されます。
ここではこれらのルーレットに、さらにミニルーレットという種類も加えて、より詳細にその違いを比較してみます。
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一般的にカジノで遊ばれているルーレットにはホイールの異なる2つの種類があり、それぞれダブルゼロルーレットとシングルゼロルーレットと呼ばれています。カジノ ルーレット 勝ち方も少し異なります。
前者はアメリカンルーレットとも言われますが、後者はさらにヨーロピアンルーレットとフレンチルーレットとに細分化されます。
ここではこれらのルーレットに、さらにミニルーレットという種類も加えて、より詳細にその違いを比較してみます。
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アメリカで改良されたため、アメリカンタイプと一般的には言われますが、じつはヨーロピアンタイプ(シングルゼロルーレット)よりも歴史は古く、古典的なルーレットであるとも言われているのがダブルゼロホイールのルーレットです。
ダブルゼロルーレットでは、「1」~「36」までの各マスと「0」、「00」で合計38のマス目があります。このうち、「0」と「00」はどちらもそのマスに賭けてない限りカジノの総取りになる、いわゆるハズレ目です。
ハズレが多い分、シングルゼロルーレットよりもカジノ側に有利にできているため、現在のランド(実際の)カジノではこちらを採用しているところが多いようです。特に
アメリカや韓国などでは、圧倒的にダブルゼロルーレットが主流になっています。ですが、つまりはプレイヤーにとって不利なわけですから、残念ながらこれらの地域ではルーレットはあまり人気のないゲームとなってしまっています。
とはいえ、ランドカジノでも同じフロアにダブルゼロとシングルゼロ、両方のルーレットタイプを備えていることも珍しくはないので、どちらも併存しているというのが現状です。
不規則にマス目が並べられているシングルゼロルーレットとは異なり、ダブルゼロルーレットでは「0」と「00」が対角線上に並び、隣の数字と1つ違いの数字がやはり対角線上に並ぶという配列をしています。
ルーレットのマス目の配列なんて気にする意味あるの? と思われる方もいるかもしれませんが、マス目の配列を覚えておくと、複数のチップを使った複合的な賭け方もスムーズに行うことができるようになります。機械制御のゲームテーブルでない、という条件は付きますが、素早く多点賭けができれば、ディーラーの癖を盗み、ホイールの回転に対して球が投げ入れられたタイミングからある程度出目を予想することで、勝負を有利に運ぶことも不可能ではありません。赤黒賭けや偶数奇数賭けなど、アウトサイドベットでプレイする方にとっては「0」と「00」は不運としか言えないマス目になりますが、賭け方によってはこの2つすらも有効に扱える場合もありますので、マス目の配列は覚えておいて損はないと言えるでしょう。
なおそのような内容については、ルーレットの必勝法のページで解説していますので、詳しいやり方が知りたい人はそちらも併せてお読みください。
また、ランドカジノでダブルゼロルーレットが主流になったこともあり、ダブルゼロルーレット限定の様々な攻略方法も現われるようになっています。もちろん、シングルゼロルーレット用の攻略法というものもまた別に存在しますが、これらはどちらのルーレットタイプにも対応しているようなものではないため、もしこういった方法を用いるのであれば、シングルゼロかダブルゼロのどちらで勝負するかは決めておいたほうがいいでしょう。この場合、ペイアウト率はあまり関係ありません。より世間に広まっているゲームのほうが攻略法も多く出てくることになりますので、その点においてはダブルゼロのほうが有利とも言えます(もっともその攻略法が本当に有効かどうかはきっちりと見定める必要がありますが)。
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1841年、ドイツでカジノを経営していたブラン兄弟が、「0」が2つの古典的なルーレットを改良して、「0」が1つだけのホイールを考案したのがシングルゼロルーレットの起源だとされています。ヨーロッパで発明されたためヨーロピアンルーレットとも呼ばれるこのルーレットは、従来よりもプレイヤーが勝ちやすくなったことから大きな人気を集め、誕生以来多くの人をその虜にしてきました。著作「罪と罰」で広く知られているロシアの文豪ドストエフスキーがどっぷりハマったことも有名で、彼は『賭博者』というルーレットをモチーフにした小説まで書いています。
現在では主にヨーロッパやマカオなどでプレイされていて、いずれの地域でもゲームテーブルはいつも満員というほどの人気ゲームとなっています。また好きなタイプのルーレットを自由に選択しやすいオンラインカジノにおいても、やはりダブルゼロルーレットより高い人気を誇っているようです。
一方のフレンチルーレットは、その名の通りフランスで発展したヨーロピアンルーレットの亜種で、レイアウトやホイールの配列もヨーロピアンルーレットと異なりますが、最大の違いとしてはやはりアンプリゾンという特別なルールが追加されていることが挙げられます。
このルールを活用したときのペイアウト率はルーレットの中でも最高で、そのための条件もイーブンベットの賭けをするだけという分かりやすいものになっています。
2倍配当となるイーブンベットでは、モンテカルロ法のような色々な必勝法も利用できるため、戦略的なプレイにも相性のいいルーレットタイプだと言えるでしょう。
プレイヤーに優しい分、あまりカジノも置きたがらないのか、なかなかランドカジノではお目にかかることはできませんが、オンラインカジノならフレンチルーレットのゲームテーブルも簡単に見つけることができます。
ルーレットで黒や赤に賭けるのは一般的な賭け方ですが、これはほぼ50パーセントの確率で勝つことができます。
ただし、50パーセントはほぼであって50パーセントきっかりではありません。そう。「0」があるからです。
正確に言うとシングルゼロのルーレットで赤と黒の勝てる確率は、約48.7パーセントとなっています。ほんの少しですが、50パーセントを切ってしまっていますよね。これがカジノ側にとってのハウスエッジ(控除率)になっているのです。
勝率に関しては、「0」が少ない分、シングルゼロルーレットのほうがダブルゼロルーレットより有利なのは言うまでもありません。好んでダブルゼロルーレットで遊んでいるプレイヤーも確かに存在しますが、もしあなたが初心者でこれからルーレットに挑戦しようというつもりなら、特別なこだわりがない限りはシングルゼロルーレットで遊ぶのが無難でしょう。
なお、具体的なペイアウトを比較するとシングルゼロのヨーロピアンルーレットは97.30パーセント、イーブンベットのフレンチルーレットなら98.65パーセントとなります。ヨーロピアンルーレットも平均的なスロットなどよりは高い数値となっていますが、注目したいのはフレンチルーレットのペイアウト率で、バカラやビデオポーカーといったペイアウト率が高いとされるゲームをさらに上回っており、カジノゲーム全体でも屈指の高さです。さらにルールも簡単ときているので、どうしてルーレットがカジノ初心者の方におススメのゲームとされているのか、きっと納得していただけることでしょう。
なおこのページでは、最後にルーレットタイプ別のペイアウトの比較も行っているので、ぜひそちらにも目を通してみてください。
ミニルーレットはルーレットとは違い0~12の13マスしか目がありません。他のルーレットと基本的な賭け方などは同じですが、配当がルーレットとはかなり異なります。ひとつひとつ賭け方を見てみましょう。
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(Mini Roulette – Playtech)
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ミニルーレットのアウトサイドベットは、これらの3つのみとなります。
シングルゼロ・ダブルゼロのルーレットと比べると、前半・後半(High・Low)とダズンベットが無くなっているのが分かるかと思います。
これはミニルーレットの数字のマス目が1~12までしか無いためで、前半・後半の内容がインサイドベットのシックスライン(2列6目賭け)と重複してしまっていることと、ダズンベットだと1~12の範囲をすべてカバーすることになってしまうこと(ダズンの意味は12)によっています。
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ミニルーレットのインサイドベットも、賭け方の種類は通常のルーレットと変わりません。
違うのは、シックスラインへの賭け方が、レイアウトの数字枠の端に置かずに、専用の1-6、4-9、7-12という枠に置くようになったことぐらいです。
ただし、的中時の配当については大きく変化しています。
全体のマス目が減って、1つ1つの賭けが当たりやすくなった分、配当が小さく調整されているのですね。
基本的には他のルーレットと同じ賭け方で、配当だけが違うというかたちですので、ルーレットゲームを経験している方にとっては難しい点はないでしょう。一点だけ、ミニルーレットの特別な点を挙げるとするなら、「0」の扱いが他とは大きく異なります。どのように異なるのか、簡単に具体例を出してみましょう。
どこか「0」以外の箇所にベットして、球はハズレとなる「0」のコマに落ちたとします。
カジノの勝ちとなりチップは没収されますが、このとき没収されるのは全額ではなく半額のみです。
このように、「0」に球が落ちて賭けが外れたときに半額返しが行われるのが、ミニルーレットの特徴です。赤に賭けて、黒のコマに落ちたといったような外し方の場合は、いつも通りに全額の没収となることには気を付けてください。あくまで、半額返ってくるのは「0」に球が落ちて外れたときだけです。
またこのルールはフレンチルーレットのアンプリゾンルールとも違い、次のゲームで戻ってきた分を同じところに賭ける必要もありません。賭け金の半額は完全に自分の手元に戻ってくるので、どのように使っても、戻ってきた半額分を手にしてゲームテーブルを離れてもいいのです。
さて、外れても半額戻ってくるという内容に、もしかするとプレイヤーにとても有利なルールだと思った方もいるかもしれませんね。しかし残念ながら、実はそうではありません。というのも、ミニルーレットは全体で13マスと目の数が少なく、相対的にハズレの「0」の目が出やすいからです。仮にミニルーレットにこのルールが無かったと仮定すると、そのペイアウト率はダブルゼロルーレットよりもさらに2.5%ほど低い92.31%という値となります。この半額返しのルールは、マス目が少ないミニルーレットの救済ルールのようなものなのです。
数字が少ない分、予想がしやすいミニルーレットには必勝法があるのではないかという噂が絶えません。実際、その必勝法をウリにしているような攻略サイトもあるようです。が、結論から言ってしまえば「必勝法はありません」。当然です。もしそんなものがあったとしたら、カジノはすぐにでも取り扱いをやめるでしょう。
ただ、より勝ちやすくする方法ならあります。ポイントは0が出た場合、半額が返ってくるというところです。つまり、0の一点賭け以外はほんの少しですが、プレイヤーが有利になるのです。
この点を踏まえて2倍のマーチンゲールに挑んでもいいですし、数字の4点賭けなどに賭けてみるのも面白いと思います。
個人的な意見で申し訳ありませんが、ミニルーレットの長所は、複雑なルーレットと違い「より勝ちやすい方法を自分で見つけやすい。もしくはその楽しみがある」ところだと思っています。プレイヤーにはぜひその方法を探す楽しみを味わってほしいところです。
ミニルーレットには、ルーレットより高額の勝負になりづらいという短所もあります。ですが、逆にとらえればそれだけ気軽に遊びやすいゲームでもあります。自分ならではの勝負の方法を見つけて、どうぞ心ゆくまでミニルーレットを楽しんでください。
扱うプロバイダ数は業界トップクラス。中でも、大手のマイクロゲーミングとプレイテックのどちらのゲームも遊べる点は注目です。
ミニルーレットは特にプレイテックのゲームが有名なので、ミニルーレットで遊ぶたいときにもこのカジノはおススメ。
他にも中小プロバイダなど、数多くのゲームが揃っています。
ルーレットの種類の違いによって、実際どれぐらい勝ち易さが変わってくるのか?
最後に、具体的な数字で比較していきます。
賭け方 | アメリカンルーレット | アメリカンルーレット | ヨーロピアン / フレンチ | ヨーロピアン / フレンチ | ミニルーレット | ミニルーレット |
賭け方 | 配当 | 的中率 | 配当 | 的中率 | 配当 | 的中率 |
赤・黒 | 2倍 | 47.37% | 2倍 | 48.68% | 2倍 | 46.15% |
偶数・奇数 | 2倍 | 47.37% | 2倍 | 48.68% | 2倍 | 46.15% |
前半・後半 | 2倍 | 47.37% | 2倍 | 48.68% | ― | ― |
ダズンベット | 3倍 | 31.58% | 3倍 | 32.46% | ― | ― |
カラムベット | 3倍 | 31.58% | 3倍 | 32.46% | 3倍 | 30.77% |
ストレートアップ (1目賭け) | 36倍 | 2.63% | 36倍 | 2.70% | 12倍 | 7.70% |
スプリット (2目賭け) | 18倍 | 5.26% | 18倍 | 5.41% | 6倍 | 15.38% |
ストリート (3目賭け) | 12倍 | 7.89% | 12倍 | 8.11% | 4倍 | 23.08% |
コーナー (4目賭け) | 9倍 | 10.53% | 9倍 | 10.82% | 3倍 | 30.77% |
バスケット (5目賭け) | 7倍 | 13.16% | ― | ― | ― | ― |
シックスライン (6目賭け) | 6倍 | 15,79% | 6倍 | 16.23% | 2倍 | 46.15% |
各ルーレットタイプでは、配当と的中率の積はただ1つを除いてすべて同じ値になっています。
そして、その唯一の例外がアメリカンルーレットのバスケット(「0」「00」「1」「2」「3」への5目賭け)です。
これだけが他よりも有利、という話ならよかったのですが、実際はその逆で、レートが他よりも低くあえて当てにいく必要もない損な賭け方となっています。
カジノによってはこの賭け方を認めていないこともあり、いっそ忘れてしまってもいいかもしれません。
パラメータ | アメリカンルーレット | ヨーロピアン / フレンチルーレット | フレンチルーレット (イーブンベット) | ミニルーレット | ミニルーレット (0を含んだ出目への賭け) |
ハウスエッジ | 5.26% | 2.7% | 1.35% | 3.85% | 7.69% |
ペイアウト率 | 94.74% | 97.30% | 98.65% | 96.15% | 92.31% |
ルーレットで勝ちたい。もしそういう目的で、数字だけで機械的にゲームを選択するなら、次のようになります。
フレンチ>ヨーロピアン>ミニ>アメリカン
ですが、勝ちばかりを気にしていると疲れてしまうこともあるでしょう。絶対にこれと決めて、1つのルーレットタイプばかりで遊ぶ必要もありません。
各ルーレットタイプに対してどんな戦略や攻略法を持っているか、自分の肌に合っていて遊んでいて楽しいか、そのときゲームを進行しているのはどんなディーラーか。
いつもと違うことをするのは気分転換にもなりますし、色んな要素から判断して、その時々で違うルーレットで遊んでみたっていいのです。
まずは、あなたにとって一番面白い方法でルーレットを楽しんでみてください。
なお、ルーレットに関連することは次のリンクでも紹介しています。何かの参考になるかもしれません。気になる方は、どうぞこちらも合わせてご覧ください。