カジノビリオンズ

ギャンブルにまつわる迷信

さて、1つ質問があります。「あなたは迷信を信じますか?」
おそらく、馬鹿げているといった調子で、ほとんどの人は「信じない」と答えるのではないでしょうか。

しかし誰でも、手を合わせて願い事をしたり、占いを気にしたりすることがあるように、このような観念は私達の文化に確かに根付いていて、無意識に色々な場面で顔を覗かせています。そして、特に逆境や難局において、迷信、ジンクスと呼ばれるものに頼る人の数は多くなるようです。
時に我が身を削るような勝負にもなる、カジノでのギャンブルは、このような例の最たるものだと言えるでしょう。現実に、カジノフロアでは験を担いでいる人を見つけるのはとても簡単なことなので、カジノのプレイヤーは世界で最も迷信を信じている人達の1つであると考えられています。もちろんこれは、ランドカジノに限った話ではなく、オンラインカジノにおいても共通しています。

世界中で見られるギャンブルの迷信

ギャンブルプレイヤーは迷信をよく利用します。そして、これらの信念はさまざまな形で現れます。
どの文化圏でも共通して見られるものや、あるいは特定の文化や宗教に根ざしたもの、奇妙なものから、思わず自分もやってしまうかも、と共感できるものまで、実に多岐に渡る迷信が世の中には存在しています。

ほんの一部ですが、ここからはその中からいくつかをピックアップして紹介していきたいと思います。

幸運の7、不運の13

疑うまでもなく世界で最も有名な迷信でしょう。
世界は7日間で創造されたというキリスト教の教義から、あるいは他に由来するという諸説もあるようですが、ともあれ7という数字は欧米圏で特別な数字、転じて幸運な数字として捉えられるようになりました。
そして反対に、13は不吉な数字として考えられています。一説には、12使途の一人が自分を裏切ると、キリストが予言をしたとされる最後の晩餐に由来するとも考えられていますが、こちらの経緯はあまり定かではないようです。

これら二つの数字の印象は現在世界中に広がり、多くの国に根付いています。カジノのスロットゲームにおいても、7が大当たりを呼び込むナンバーに設定されており、それは日本のパチスロにおいても同様です。スリ―セブンという言葉を聞いたことのない人は少ないでしょう。
そして、日本ではそこまででもありませんが、海外では不吉な数字としてエレベーターの操作パネルに13階のフロア番号がないことも珍しくなく、より強くこのような考えに影響を受けています。

もちろんこの数字の与える印象には例外もあり、オーストラリアでは場合によっては7が不運とみなされることがあります。13が吉兆を表すとされる地域があるのもお察しの通りです。
他にもこれ以外に、数字に由来する数多くの迷信が存在しています。例えば、日本では3や8が縁起が良く、4や9が縁起が悪いとされており、一方でタイやベトナムでは9が幸運の数字とされています。
色んな国に独自の数に関しての迷信があり、また個人にもそれまでの自身の人生の経験から縁起の良い数、悪い数を持っている人もきっと少なくはないでしょう。

ライオンの口

世の中には、ランドカジノの入口に入るときに、正面のメインエントランスを避ける人達がいるようです。彼らは、そこが通行できる限り、建物の側面や裏手にある小さい通用口からカジノへと入ります。

これは、かつてラスベガスのMGMグランドカジノのメインエントランスが、巨大なライオンの口を模したものになっていたためです。
作り物とはいえ、猛獣の口の中に入っていくことが不運を連想させ、実際にゲームでも負けてしまった人が、玄関のライオンを縁起の悪いものだと考えるようになりました。
そのような逸話のなごりで、現在でもメインエントランスを避けようとする人が存在しているのです。

ゲーム中の持ち金の確認

特にポーカーやブラックジャックなどのカードを用いるカジノゲームの愛好家に良く見られる傾向ですが、カジノゲームのプレイ中に持ち金を数えることも、非常に多くのプレイヤーが避ける行動です。

これを不運を呼び込むためだと考える人もいますが、ディーラーや同卓のプレイヤーに失礼な行為であり、マナー違反だからと考えている人もいるようです。

嫌われる50ドル札

アメリカでは、カジノゲームのプレイヤーは50ドル札を受け取るのを嫌がります。
これは、アメリカのギャングが人々を殺したときに、被害者のポケットに50ドル札を詰め込んでいたという慣習に由来しています。

このような歴史的背景から、50ドル札は「Frog(カエル)」と呼ばれ、不運の象徴とされてカジノのプレイヤー達から避けられているのです。

赤ん坊の幽霊に砂糖を

中国では赤ん坊の幽霊に砂糖を与えることで、自分に幸運が訪れると考えられています。
砂糖を供えてから
ブラックジャックのテーブルに向かうのは、この迷信を信じているカジノプレイヤーの典型的な行動です。

カジノ

妊娠中の女性は幸運?

引き続いてもう一つ、風変わりな迷信です。フィリピンでは、妊婦が悪いエネルギーを追い払うとされています。
カジノのフロアに妊婦がいると、縁起がよく、プレイヤーに幸運をもたらすとされており、さらに彼女のお腹をさするとより強いツキが回ってくるとされています。

迷信を有効活用しましょう

さて、ここでは色々な世界の迷信を紹介してきました。迷信という言い方にあまり良い印象がないかもしれませんが、スポーツ選手が行うルーティーンなどもこのような観念の一種です。
勝率に役立つと信じて行われる幸運の儀式には、自信を高めたり、集中力を研ぎ澄ます効果があります。そういう行為を楽しめている限り、何も問題はありません。
うまく取り入れて、あなたのカジノゲームでの勝利に役立てていくのが最良でしょう。