日本ではカジノ法案も決まり、耳にすることの多くなってきたオンラインカジノ。
自宅にいながらや通勤中に手軽にカジノを楽しめちゃうことで人気を博しています。
そんなオンラインカジノの歴史について、本記事では振り返っていきます。
オンラインカジノのルーツとは?
オンラインカジノのルーツを探る上で「インターネット」の発明は決して切り離せないできごとです。
インターネットの発明は人類史上最高のイノベーションといっても過言ではありません。
インターネットによって私達はどこへ居ても、娯楽・情報・お金へのアクセスが可能になりました。
このインターネットが発明されてすぐ、ネットギャンブルのウェブサイトは90年代半ばから存在していたと言われています。
しかしこの頃はまだ世界各国でオンラインカジノサイトの運営が許可されていなく、カリブ海にある小さな国でこういったサイトが運営されていたそうです。
この時期にオンラインカジノ業界でも最大と言われているソフトウェアプロパイダーのMicrogamingが有名になります。
オンラインカジノの歴史においてMicrogaming社の存在はとても大きなもので、今でも同社はインターネットゲーム業界において最も人気で信頼のできるプロパイダーです。
ゲーム委員会の設立とその後の爆発的な成長
オンラインカジノの歴史におけるもう1つの大きな出来事として、1996年にカナダにおいてゲーム委員会が設立されたことです。
この委員会はゲームライセンスの発行を目的として設立されました。
このゲーム委員会の設立と、先程の最初のオンラインカジノの出現とはほぼ同時期となっているため、どちらのサイトが最初に出来たかについては未だに議論されています。
オンラインカジノの歴史には未だ明らかになっていない部分も多いです。
InterCasinoが最初のプラットフォームであるという意見もあれば、Microgaming社が最初のオンラインカジノだという意見もあります。
ゲーム委員会ができてからオンラインカジノ業界は飛躍的な成長を遂げ、1996年末までには15ほどのオンラインカジノサイトが運営されました。
また1997年末までには業界は爆発的に成長し、年間収益10億ドルを超える200以上のオンラインカジノ、ポーカーサイト、スポーツブックが世界中に現れます。
スポーツブックの人気が爆発
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オンラインカジノの発展の中でもオンラインスポーツブックはものすごい勢いで人気となりました。
1996年には各スポーツチームのファンがお気に入りのチームに賭けるためのサイトも登場します。
このサイトに続いて今でも人気のあるWilliam Hillといったオンラインカジノがブックメーカーのできるサイトを開設していきます。
当時こういったサイトはオンラインギャンブルの報酬として莫大なボーナスやキャッシュバックオファーを提供していました。
しかしこういったサービスはオンラインカジノ市場の成熟とともに減少していきます。
ひょっとすると今では考えられない太っ腹なボーナスだったのかもしれないですね。
オンラインポーカーの流行
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スポーツブックと共に大人気であったのがオンラインポーカーです。
1998年にプラネットポーカーというポーカーをプレイできる最初のオンラインカジノサイトがオープンしています。
残念ながらこのサイトには技術的な問題や不具合が多く、速度やダウンロードに問題が多くあったようです。
しかしこのプラネットポーカーの失敗が、新しいポーカーサイトの台頭へとつながっていきます。
今でも人気のPokerStars等はこの時期に開設されました。
オンラインカジノとUIGEA
90年代オンラインポーカーを始めとしオンラインカジノ業界は大変人気であったにも関わらずアメリカは「違法インターネットゲーム施行法」(UIGEA)を可決しました。
このことによりオンラインカジノの合法性について大きな混乱が起きます。
多くのポーカーサイトやオンラインカジノサイトは閉鎖へと追い込まれました。
UIGEAではオンラインでのギャンブルが違法になった訳ではないのですが、支払い処理会社による処理に対する違法性を指摘しています。
このことによりプレイヤーとサイト側で取引を停止せざるを得ない状況となってしまいます。
現在ではオンラインカジノは米国において未だにグレーゾーンとなっていますが希望もあります。
多くの議員がUIGEAの基礎となっている法的根拠を再解釈しようとしているからです。この動きによりいくつかの州ではオンラインポーカーを許可している州もあります。
オンラインカジノの今後
冒頭の通り日本ではカジノ法も施行され日本人にとってよりカジノが身近な存在になると考えられます。
それに伴い自宅にいながら楽しめるスマホカジノことオンラインカジノも増々人気になっていくのではないでしょうか。
より日本語対応しているサイトが増えることに期待です。